夏に考える理想の住まい

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

毎日毎日暑いですね...

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災害級の暑さと言われた2018年からわずか6年。
今年の暑さは10年に一度などと言われていますが、もはや毎年過去最高を更新してしまいそうな気配すら漂っています...

そんな年々厳しくなる暑い夏は、
家づくりにおいて重要な時期です。

今回は夏の家づくりのポイントを3点ご紹介!


1.快適な住まいづくり=暑さ対策=断熱性能

・断熱材
家の外壁と内側の壁の間にある暑さを調節してくれる素材です。
外が暑くても、室内の温度を上がりにくくするもので、
様々な種類や、素材があり、性能も大きく変わります。

・サッシ
いわゆる「窓」です。
現在では当たり前に複数のガラスを使うペアガラスやトリプルガラス
が標準となってきていますね。

・カーテン
遮熱性能の高い「遮熱カーテン」を太陽光のたくさん入ってくる
南側の窓に使うと高い効果を発揮します。

これらがを整えることで、暑さ対策=快適な住まい
となっていきます。


2.夏の庭造り

日差しを和らげる効果のあるグリーンカーテンとして
ゴーヤやアサガオを窓にかかるように育てることも効果が大きいです。


3.夏のインテリア

夏のインテリアは涼しさを感じさせる色遣いが基本です。
簡単なものでは、クッションなどのファブリックに白や、ブルーなどを取り入れる。

ダイニングチェアにカバーをかけている場合には
そちらも季節によって付け替えてあげると良いでしょう。

観葉植物も視覚的な涼しさを与えてくれます。
暑い季節には目に入りやすい位置に場所を変えるのも効果的ですね。


日本では古来より「家は夏を旨とすべし」という格言があるように、
家づくりの基本は夏に対して最適化せよ。と言われてきました。

暑さ対策は昔から変わらない大切な部分ということですね。
ぜひこの暑い時期に、快適な暮らしを想像してみてくださいね!


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無病息災を祈って【瓦のお話】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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ここ愛知県には日本三大瓦の一つに数えられる「三州瓦」の一大産地であり、
高浜市には瓦の美術館があるだけでなく、
この特産品にちなんで「ONIGAWARA」なるミュージシャンまでいます!

ご興味のある方はこちら:公式サイト


少し話がそれましたが...
今回はこの瓦についてお伝えしたいと思います。


江戸後期、日本では三度目のコレラが流行していました。


コレラは水を介して感染する代表的な水系感染症で、
原発地はインドのガンジス川下流のベンガルから
バングラデシュにかけての地方と考えられている感染症です。


日本の感染経路としてはペリー艦隊に属していた米国艦船ミシシッピー号で、
中国を経由し長崎に入った際に乗員にコレラ患者が出たと伝わっています。


日本ではこのコレラの流行により、衛生観念が一気に高まりました。


当時の日本国内に感染症対策はほとんどなかったそうで、
原因不明のこの病に、当時の不安な人々は加持祈祷に頼り
疫病退散のお札を戸口に貼り、
家に閉じこもったり病を追い払うために
太鼓や鐘を打ち鳴らしたと言われています。


また厄除け・魔除け、吉祥願い等で願いをこめて
願いが込められた紋様が入った建築物が作られていました。


建物の屋根に載っている瓦にも
独自の装飾や紋様が施されていることが多いです。


「三つ巴」(みつどもえ)

勾玉のような形の巴が円形の中に三つ入ったデザイン
(雷さまの和太鼓をイメージすると分かりますね)

「三つ巴」には厄除けや武神の紋章のイメージがあり
水の紋様は火災防止のメッセージが込められています。

「青海波」(せいがいは)

広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄でもあり
無限に広がる波の文様に、未来永劫へと続く幸せへの願いと
人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い吉祥紋様です。

この青海波を新築を瓦に使用しても素敵ですね。

「籠目」(かごめ)

格子柄の連続柄の紋様「籠目」
(正三角形を上下に重ねた星形の紋様の連続柄、「星形は六芒星」ともいいますね)

陰と陽、光と闇という相対する事象や調和を意味し、邪気を祓う模様です。

古くから日本では物の怪や邪気、悪霊といった悪い類いは
「凝視」されることを嫌うと考えられていたそうで
籠目模様の隙間を「目」とみたてて、
目がたくさんあるような置物がを家の前に置き対策してきました。

また籠目模様は魔除けの役割があるとされていた為
お札として玄関に貼っていたようです。

また魔除けのアイテムとして、玄関先に竹籠が掛けられていました。


時代は違えど人々が無病息災や、平穏な暮らしをを願うことは不変的なものです。

生活様式が大きく変化し、在宅勤務が多くなったり
ご家族とご自宅で過ごす時間が増えた今、
気持ち良く安全な暮らしが出来るのは当たり前として、
特別な時間を過ごす為の家のアイディア、
住宅のご相談、お悩みなどございましたら
是非弊社までお気軽にご相談ください。






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今改めて考える【地震対策】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

本日から7月となり、2024年も残り半分となりました。
恐ろしく早くないですか?(;^_^A

さて、本日は7月1日。
あの元日に能登半島を襲った震災から半年がたちました。

多くのご家族が、お正月の団らんを楽しんでいたあの時に襲った震災。
やはり、ここ日本で暮らしていく以上、
いつ何時大きな揺れに襲われるかわからず、
その備えが欠かせないことを突き付けられた気分です。

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そこで今回は、今改めて地震に対する家づくりについてお話ししたいと思います。


政府の地震調査委員会は今後30年以内に
震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した
予測地図を公開しています。


各自治体においてはハザードマップが公表されていて、
予想震度も書かれていたりしますね。


もちろん起こらないに越したことはありませんが、
実際に大地震が起きた時、建物はどうあるべきでしょうか?


安全性の目標として以下の考え方があります。

①「人命を守る」
 ...建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの点灯を防ぐ、火災の発生を防ぐ

②「財産・資産を守る」
 ...個人・企業などが自ら保有する財産や資産を地震により損壊することを防ぐ

③「機能を守る」
 ...建物固有の機能(生活・事業・社会的使命等)が停止することを防ぐ


上記の安全性の目標を達成するために、現在の家づくりは様々な技術を使用します。


代表的な地震対策として、

  • 地震の揺れを耐える「耐震構造」
  • 地震時の揺れを抑える「制震構造」
  • 地震の揺れを伝えさせない「免震構造」
  • の3種類があります。


    今回はこの3種類の違いを少し詳しくお話します。


    まずは制震構造です。

    「制震」とは、エネルギーを吸収する物を住宅に
    配置することで建物の揺れを抑える工法です。

    超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術のひとつです。

    エネルギーを吸収する物としては、ゴムやオイルなど
    様々な素材や形状で選択肢が多い構造になります。


    次に免震構造です。

    「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、
    免震層を介在させることによって、地面の揺れから免れます。

    つまり簡単に言うと、住宅は宙に浮いた状態になり、
    地面だけが動きその動きが建物に伝わらない構造になります。

    地震対策としては最も効果的で理想的な工法です。


    ただし、デメリットもあります。
    それは、浮いている状態であるため風の影響を受けやすく、
    他の構造に比べコストがかかりやすい等が挙げられます。


    最後に耐震構造です。

    「耐震」とは、筋交いや面材によって強度を高めて、
    地震の力に耐える工法です。

    建築基準法では、1923年の関東大震災クラスの地震に
    耐えられる建物の強さを耐震等級1と定めています。

    つまり、大きな自信があっても耐えられると言えますが、
    建物を動かないように固定し強度を高めていることから、
    実際に大きな揺れが繰り返し起こった場合には
    固定している筋交いなどにゆるみなどが発生し、
    建物が痛んでしまうことがあります。


    以上が建物の地震対策の説明となります。


    どの構造が良い、悪いではありません。
    最初に書かせていただいたように、ハザードマップによる地域性や
    家づくりの予算など、様々な要因から対策を選ぶのがいいと思います。

    また、これらの工法は組み合わせて使われることもあります。
    耐震+免震構造や耐震+制震構造などです。


    参考までに弊社の家づくりでは、
    地震に耐える「耐震構造」と揺れを軽減する「制震構造」
    これらを組み合わせ、安心な家づくりを進めております。

    詳しくはお気軽にお問い合わせくださいね。
    今回も最後までありがとうございました。


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