ここ最近のトレンドの間取り「洗濯スペース」

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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今日はクリスマスです!
皆様のご家庭にもサンタクロースはやってきましたか?

いくつになってもこの日ばかりはワクワクしてしまいますね!

そして、同時に
クリスマスが過ぎるともうあっという間に大晦日です。

前回は大掃除についてお話ししましたが、
今回は毎日の家事の中でも重労働な「洗濯」
こちらについて、間取りから考えてみたいと思います。


皆さんは「洗面室」と聞くとどんな空間をイメージされますか?

・手を洗う空間

・顔を洗う空間

・化粧や髪の毛のセットをする空間


などなど、洗面室は色々なことができる多機能な空間と言えると思います。

ちなみに、洗面室は多くの場合お風呂へ入る際の脱衣所になります。

その場合には、服を脱いでそのまま入れることが出来る為、
洗濯機は洗面室に設置したほうが便利でしょう。

しかし、洗面室にトイレが設置されている間取りとなると、
どうでしょう?


単身向けのアパートなどに多い1Kのような間取りでは、
お風呂とトイレが別々になっていない、
一体型のユニットバスも少なくないと思います。


そうなると洗濯機を洗面室に設置するのは、
基本的に難しくなり、多くの場合玄関先や
少し古いアパートではベランダに洗濯機置き場が作られています。


また、誰かが服を脱いでいたり
トイレを使っていたりすると、
ほかの人は一緒に洗面室を使うことはできなくなってしまいます。


つまり、洗面室はいろいろな場面で兼用される、曖昧な空間なのです。


洗面室をいかに上手く家族と共有するか。


どの様な使い方をイメージするか。


設計をする上で、一つポイントになると言えます。


そこで、先ほどの話に戻りますが、
重要になるのが「洗濯機の設置場所」です。


洗濯をしたいのに、誰かが洗面室を使っていてできない。
となると、家事の時間が伸びてしまいます。
洗濯機をどこに設置するかを考え、
生活しやすい動線をイメージすることが重要です。


そこで、ここ最近
とてもご要望としていただくことが多いのが
洗濯スペースを個別に作る。
いわゆる「ランドリールーム」のある間取りです。

ここには洗濯機はもちろん、アイロンがけのできるような作業台。
室内干しができるような物干し用のパイプ。などが用意されており、
すぐ隣にはファミリークローゼットの設置をすることも多くあります。

こうすることで、洗濯をして、干して、畳んでしまう。
という、洗濯物のルーティーンが簡単にこなせるようになります。


個別に部屋を設けることが難しい場合には、
洗面所を通常より広くすることで作業スペースを設けることもあります。


洗面所に、洗濯機を設置することは多いかと思いますが、
間取りと広さを考えて、
「ランドリールーム」の設置を検討してみてはいかがでしょうか。


比較的重労働な家事「洗濯」の負担を軽減することを
間取りの検討段階から重要事項にしてみることも
面白いかもしれませんね。


本年も一年間ありがとうございました。
2023年最後のブログはいかがでしたか?

また来年も家づくりのヒントになる情報をお届けいたしますね。
ぜひ楽しみにしていてください!


皆様、よいお年をお迎えください。


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デザインだけじゃない!浮かせる収納のメリット

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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あっという間に12月も半ばを過ぎ、いよいよ年の瀬が近づいてきています。
この時期になると、

やらなきゃな...でもなかなか時間が取れないしな...

と、頭を悩ませるのが「大掃除」ですよね。

賃貸でも、戸建でも、ご自分のお住まいは綺麗に使いたいものです。

でも、

「綺麗に使いたいとは思っているんだけど、掃除が大の苦手で...」
「仕事が忙しくて、片づける時間が取れない...」
「大掃除もしたいけど、どこから手を付けたら...」

今回は掃除のお悩みを抱えている方に、
年に一度の大掃除に頼るのではなく、
日々のお掃除が続けられるおすすめの方法をご紹介します!


その方法は、、、、


「浮かせる収納」


です!


浮かせる収納は、以前から流行っていたので、ご存じの方もいるかもしれません。

キナリノやLIMIA(リミア)といった、
「暮らし」がテーマのメディアでも特集されています。

「浮かせる収納」の良さは、ズバリ
 "毎日の掃除が簡単になること"
 です!


掃除をする際に、お風呂場とキッチンの掃除が特に面倒だと感じる方も多いのではないでしょうか?

どちらも水回りということもあって、「ぬめり」のお掃除が非常に手間がかかります。

毎日「ぬめり」を掃除するのも大変だし、
かといって放置もにおいや頑固な汚れになってしまうことから、
百害あって一利なしです。

そんな「ぬめり」ですが、
水回りの浮かせる収納では、このキーワードが非常に重要になってきます。

結論からお伝えすると、
「浮かせる収納」をすれば、「ぬめり」とおさらばできるのです!

調理器具や洗面用具を浮かせることで、
水が溜まらず清潔を保つことができるため、
「ぬめり」の発生を抑制することができます!

他にも、浮かせる収納をすることで、
ロボット掃除機や床拭きロボットをはじめとした、
便利家電を使用しやすくなるため、
お掃除する頻度が増え、
部屋をきれいな状態に保ちやすいという効果もあります!


ちなみに私の家では、以下のものたちを浮かせています。

・歯磨き粉と歯ブラシ
・調理器具
・食器洗いスポンジ
・シャンプー、ボディソープ

などなど. . .

突っ張り棒や磁石フックを中心に使用していますが、

最近では、魔法のテープ、
貼ってはがせるフックといった便利アイテムも売っているようです。

また、浮かせるアイテムたちは、インテリア雑貨と一緒に販売されていることが多いですが、
100円ショップやAmazonで揃えている方もいらっしゃいます!

少額からでも始めたい方は、セリア、ダイソーなどの100円ショップ、
ワンランク上を目指す方は無印良品、山崎実業のtowerシリーズから発売されているアイテムがおすすめです!


一見するとただのおしゃれな収納ですが、
実は見た目以上に、お掃除の手間を減らすメリットが大きな
「浮かせる収納」

現YoutubeやTwitterなどの媒体でも「浮かせる収納」についての情報がたくさん公開されています。

「浮かせる収納」をこの年末に賢く採用して、
2024年はお掃除が楽になる暮らしを手に入れましょう!!


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かつての暑さ対策と寒さ対策

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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12月も半ばが近づき、今年も残りが少なくなってまいりました。

思い返すと、今年の夏は35度を超える猛暑日が過去最多を記録するなど、あまりの暑さに苦しめられたましたね。

今回は、日本古来の住宅の暑さ対策と、逆に今の時期、冬の寒さ対策がどのようにされていたのかをお伝えいたします。

日本住宅はもともと、夏の暑さを中心に考えられています。
日本の夏は高温多湿で過ごしにくく、それを和らげるための仕組みが備わっているためです。

例を挙げると、
・壁が少なく、部屋と部屋の間は襖で仕切られている
・襖や障子戸を外すと、風の通り道ができ、熱や湿気を逃すことが可能
・優れた断熱材である「茅」を使用した茅葺屋根
・夏の直射日光が部屋に入るのを防ぐための「深い軒」
・風向きを考えた家のつくり
・高機能な土壁が家の中の温度上昇を和らげる

といった具合です。

続いて、寒さ対策についてお伝えいたします。
暑さ対策ではたくさんの仕組みが備わっていた日本古来の住宅ですが、
寒さ対策についてはなんと、

ほとんど対策されていない状態でした。


現代の住宅では、断熱材という言葉が当たり前のように、
寒さ対策も当たり前にされています。

しかし、日本古来の住宅では現代の住宅とは異なり、
以下のような状態だったようです。

・断熱材が使用されていない
・家の中に隙間があるが原因で、あたたかい風が逃げてしまう
・アルミをはじめとした、熱を伝えやすい素材を窓に使用している

このような状態ですと、いくら空気をあたたかくしても
あたたかい空気が外に逃げて行ってしまいます。

そういったこともあり、空気全体をあたためるような方法と日本古来の住宅構造とでは相性が悪く、
囲炉裏やコタツといった直接暖を取る方法が一般的な対策でした。

さらに一部の人たちは、住宅以外での寒さ対策を考えました。

それは、「ドテラ」という防寒着です。

家の空気をあたためることができないならば、
人間の体を直接あたためればいいという発想をしたのです。

他にも、、、
・炭を使った火鉢
・アンカやカイロ
・ゆたんぽ

といった、体をあたためだけでなく動きやすさも兼ね備えた、
快適な生活を送ることができるような仕組みを考案していきました。


現代では、暑さ対策、寒さ対策の両面において便利な設備が充実しており、
それら設備が標準搭載されている住宅も増えてきました。
便利な時代に生まれたことを感謝しつつ、節度を守って使用していきたいものですね。






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24時間換気は本当に24時間365日可動?

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

ここのところ一気に寒くなってきましたね...

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家の暖房をつけて、こたつを出し、お家の中を温かくして
快適な空間にしたい!そんな季節ですね。

こんな時、お家の中にある24時間換気が地味に寒かったこととかありませんか?
特に外の新鮮な空気を室内に取り込む給気口...

でも実は、24時間換気とは、住まいの環境を守るためにとっても大切な仕組みなんです。
そのため、寒い時期だからといって、気軽に運転を停止するのはおすすめできません。

今回は、24時間換気の必要性についてお話します。

そもそも24時間換気とは、
建物に設置した換気設備で居住空間の空気を強制的に入れ替えるシステムの事です。


もともとは気密性の低かった日本の住宅。
玄関引き戸などの隙間から入る「隙間風」が冬になると身に染みたものです。
しかし、住宅性能が向上した今では、暑さや寒さ対策のため、
気密性もかつてに比べて大きく高まっています。 

さらに、技術が進み、私たちが化学物質を含むものを多く使うようになったことによって、
建具や家具から生じる化学物質や、生活の中で生じるチリやホコリ等を原因とした
健康被害「シックハウス症候群」という体調不良が問題になっていました。


なぜなら、換気性能が十分でなかったからです。


そこで、2003年の建築基準法改正では、
すべての住宅に24時間換気システムの設置を義務化しました。
これにより、2時間で居住空間の空気を1回入れ替えることが基準とされています。


これは24時間換気システムにより計画換気を行うことで、
汚れた空気を排出して、新鮮な空気を取り込み、
シックハウス症候群などのアレルギーを防ぐことを目的としています。


寒い時期などは、先ほどの給気口から入ってきた空気によって
風の流れができ、寒さを感じることがありますよね。
つい、給気口の蓋をふさいでしまいたくなります...
ですが、24時間換気を止めるのは良くないです!

24時間換気とは、その名の通り24時間換気をしなくてはいけません。


万が一止めてしまった場合、室内に入った空気が排出されず
空気に含まれた湿気や汚れ、ホコリなどが室内に留まることで
結露やカビの原因になったり、カビをエサにとするダニが増えて
アレルギーの原因になったりしてしまいます。


もし、24時間換気で寒いと感じる場合は、止めるのではなく
こんな対策をとってみるのもいいかもしれません。

・給気口に専用のカバーやフィルターをつける

・サーキュレーター等を利用して、暖房で暖めた空気を循環させる

・給気口量を調節する

自身の健康・家族の健康、また建物の劣化を防ぐためにも、
24時間換気で常に新鮮な空気を取り入れることが大切です!

これから家づくりをお考えの際には、
室内の暖かい空気を外部に逃がしにくい「熱交換」機能のついた
換気設備で、給気も排気も計画的に行うことを検討するのもいいでしょう。

室内の空気を快適に、心地よく。
ぜひ一度ご相談ください!


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