2026年度新補助金制度発表

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。
去る11月18日に住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案が閣議決定しました。
それにより、2026年度も高性能な住宅に対する補助が行われることが決まりました。
今日は早速のその制度について書かせていただきます。
まず、この補助制度の目的は
2050年カーボンニュートラルの実現に寄与する良質なストック形成を図るため、「ZEH水準住宅」や「長期優良住宅」の新築、特に高い省エネ性能等を有する「GX志向型住宅」の新築および省エネ改修等への支援を実施し、物価高の影響を受けやすい住宅分野の省エネ投資の下支えを行う。
とありますように、未来に向けて性能の高い住宅を残すために行われるものです。
今回は中でも新築に関する部分についてお話いたします。
まず、どなたでも活用可能な補助対象住宅は「GX志向型住宅」となります。
GX志向型住宅の新築では110万円/戸の補助が行われます。
GX志向型住宅とは?
簡単に言ってしまえば、エネルギー効率を最大限に高め、環境負荷を軽減することを目的とした住宅の新しい形です。
具体的には、「断熱等級6以上」「一次エネルギー消費量の削減率」のうち「再生エネルギーを除き35%以上の削減」さらに、「再生可能エネルギーを含み原則100%以上」をクリア。それにプラスして「HEMS」の設置までが求められています。
断熱性能のみならず、かなり高いレベルでのエネルギー消費量の削減を求められますが、
2025年度の実績では、この「GX志向型住宅」の補助金が最も早く限度額に達していました。
次に、子育て世帯または若夫婦世帯の方が活用できる補助としましては、
「長期優良住宅」「ZEH水準住宅」の二つがあります。
長期優良住宅の場合には75万円/戸、古家を解体して建て替える場合には95万円/戸の補助が行われ、
ZHE水準住宅の場合には35万円/戸、古家の解体を伴う場合には55万円/戸の補助が行われます。
この二つの住宅の条件は、「断熱等級5以上」「再生可能エネルギーを除き20%以上の削減」の二つが求められています。
こちらの方が条件クリアのハードルは低いため、検討段階でどの程度の断熱、省エネ性能を持っていて、どのレベルの申請が可能かを考えておくと良いでしょう。
なお、これらの補助金申請ですが、現段階では申請開始時期はまだ決まっていません。
しかし、予算案の閣議決定日(令和7年11月28日)以降に工事着手(新築の場合は基礎工事に着手)したものは対象となりますので、各種準備は進めておくことをオススメいたします。
私たちもここ数年、この補助事業を活用し、家づくりをさせていただいており、次年度も当然その事業を継続する予定です。
また新しい情報が分かり次第お知らせいたしますが、補助金をいただきつつ性能が高く快適な家で暮らせるようになるこの制度。
ぜひ上手に活用していきたいものですね!
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