名古屋の地価は2026年も上昇|土地・建築費が高くなる今こそ大切な家づくりの資金計画

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

昨日、2026年の都道府県地価調査が公表されました。

ニュースを見て、

「また土地が高くなっているの?」
「建築費も上がっているし、これから家を建てるのは難しくなるのでは?」

と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、全国の住宅地は5年連続で上昇し、三大都市圏でも住宅地の上昇が続いています。

愛知県でも住宅地の平均変動率は前年比+1.3%、名古屋市では+2.7%となりました。

名古屋市は前年の+3.0%から上昇幅こそ少し縮小していますが、地価の上昇自体は続いています。

さらに住宅では、土地だけでなく、建物に使われる建材や住宅設備の価格も変化しています。

こうしたニュースを見ると、

「もっと高くなる前に家づくりを進めた方がいいのでは?」

と思ってしまうかもしれません。

しかし、私たちはそう単純には考えていません。

土地や建物の価格が変化している今だからこそ大切なのは、急いで家を買うことではなく、自分たちが無理なく進められる家づくりの総予算を最初に整理することです。

名古屋市の街並みを見渡す都市風景


2026年も名古屋の住宅地は上昇しています

2026年9月に公表された都道府県地価調査では、全国の全用途平均、住宅地、商業地のいずれも5年連続で上昇しました。

愛知県の住宅地平均は、2025年の+1.6%から2026年は+1.3%

名古屋市では、2025年の+3.0%から2026年は+2.7%となっています。

つまり、上昇の勢いは少し落ち着いているものの、住宅地の価格は引き続き上昇しています。

KOKETSU A.D.のある名古屋市守山区を見ると、住宅地の平均変動率は+3.6%

前年の+3.0%から、むしろ上昇幅が拡大しています。

また、私たちの施工エリアでもある長久手市は+3.9%となっています。

もちろん、これらは地域全体の平均です。

同じ名古屋市内でも場所によって地価の動きは違いますし、実際に売り出されている土地の価格は、駅からの距離、土地の形、大きさ、道路との関係などによっても大きく変わります。

そのため、

「名古屋市の地価が2.7%上がったから、すべての土地が2.7%高くなった」という意味ではありません。

地価調査の数字だけで、個別の土地が高い・安いと判断しないことも大切です。

ただ、土地から家づくりを検討している方にとって、土地価格が上昇傾向にあることは、これからの予算を考えるうえで知っておきたい判断材料の一つだと思います。


土地だけでなく、建物にかかる費用も変化しています

家づくりの価格を考えるうえでは、土地だけを見ることはできません。

建物に使用する建材や住宅設備でも価格改定が続いています。

例えばLIXILでは、2026年10月1日受注分から住宅サッシ・ドア、インテリア建材、エクステリアなどのメーカー希望小売価格を順次改定すると発表しています。

住宅サッシ・ドアやインテリア建材は平均13%程度、エクステリアは平均15%程度の価格改定が予定されています。

ここで一つ、注意していただきたいことがあります。

メーカーの商品価格が13%上がるからといって、住宅全体の建築費が13%上がるという意味ではありません。

住宅の建築費には、材料費だけでなく施工費や人件費、設備、各種工事など、さまざまな費用が含まれています。

そのため、「○%値上げ」という数字だけを見て必要以上に不安になることはありません。

一方で、住宅をつくるために必要なさまざまなコストが変化している以上、数年前と同じ予算感だけで家づくりを考えることが難しくなってきているのも事実です。

土地も建物も高くなる今、最初に考えたいのは「総予算」です

土地から家づくりを始める方によくあるのが、まず土地を探して、そのあとに建物を考える進め方です。

例えば、

「土地は2,500万円くらいまで」

と決めて土地探しを始め、気に入った土地が見つかったので購入する。

その後で住宅会社に相談してみると、

「思っていたより建物にお金がかかる」
「外構や諸費用まで入れると予算を超えてしまう」

ということがあります。

家づくりに必要なお金は、土地と建物だけではありません。

土地取得費
+ 建物本体
+ 付帯工事
+ 外構工事
+ 各種諸費用
= 家づくり全体の費用

として考える必要があります。

だからこそ、土地を探し始める前に、

「自分たちは家づくり全体でいくらまでなら無理なく使えるのか」

を整理しておくことが重要になります。


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「いくら借りられるか」と「いくらなら暮らしていけるか」は違います

資金計画というと、住宅ローンでいくら借りられるかを計算することだと思われることがあります。

もちろん、借入可能額を確認することも必要です。

しかし、私たちが考える資金計画は、それだけではありません。

住宅ローンは家を建てたあと、長い期間にわたって返済していくものです。

その間には、

・子どもの教育費
・車の買い替え
・旅行や趣味
・日々の生活費
・将来の貯蓄
・住まいのメンテナンス

などにもお金が必要になります。

住宅ローンが払えるかどうかだけではなく、家を建てたあとも、自分たちらしい暮らしを続けられるか。

そこまで含めて考えることが、家づくりにおける資金計画ではないでしょうか。

土地の予算は、建物とのバランスで考える

地価が上昇している地域では、希望するエリアで土地を探しているうちに、どうしても土地の予算が大きくなってしまうことがあります。

総予算が決まっている場合、土地にかける費用が増えれば、その分だけ建物や外構などに使える金額は少なくなります。

反対に、建物に求める広さや性能、実現したい暮らしを優先するのであれば、土地のエリアや大きさを少し広い視点で考える必要が出てくるかもしれません。

大切なのは、

「土地はいくらまで」

と単独で考えるのではなく、

「自分たちが実現したい暮らしには、土地と建物へどのくらいずつ予算を配分するのがよいか」

と考えることです。

土地、建物、資金計画は、本来それぞれ別の話ではありません。


KOKETSU A.D.では「暮らし」から家づくりの予算を考えます

KOKETSU A.D.では、家を建てることそのものを目的にはしていません。

家は、そのご家族が望む暮らしを実現するための手段だと考えています。

そのため資金計画でも、最初から

「いくらまで借りられます」

という話だけをするのではなく、

どんな暮らしをしたいのか。
これからどんなことにお金を使いたいのか。
土地にはどのくらい使うのか。
建物には何を求めるのか。

といったことを一緒に整理していきます。

土地・資金・設計・建築を別々に考えるのではなく、それらを一つにつなげながら、家を建てたあとの暮らしまで無理なく続けられるかを確認する。

それが、私たちが大切にしている家づくりの進め方です。


価格が上がっているから「急ぐ」のではなく、まず現在地を知る

地価が上昇している。

建材や住宅設備も値上がりしている。

こうしたニュースが続くと、

「今すぐ建てた方がいいのでは」

と焦ってしまうかもしれません。

しかし、家づくりは長い暮らしに関わる大きな選択です。

価格が上がっていることだけを理由に、急いで判断する必要はありません。

一方で、数年前の価格感を基準にしたまま計画を進めるのもおすすめできません。

まずは今の土地価格、建築費、住宅ローンなどを前提に、

「自分たちなら、どこまでの家づくりができるのか」

を確認してみる。

そこから、土地のエリアや建物の大きさ、住宅に求めるものを整理していく。

土地や建物の価格が変化している今だからこそ、家づくりを始める最初の一歩として、資金計画の重要性はさらに高まっていると思います。


まとめ|土地探しの前に、家づくり全体のお金を整理しよう

2026年の地価調査では、名古屋市の住宅地も引き続き上昇しました。

建材や住宅設備についても価格改定が続いています。

だからといって、

「もっと高くなる前に家を建てなければいけない」

ということではありません。

むしろ大切なのは、価格が変化することを前提として、

土地・建物・諸費用・住宅ローン、そして家を建てたあとの暮らしまで含めて、自分たちの家づくり全体を考えること。

「家が欲しいけれど、今の価格で本当に建てられるのだろうか」

そんな疑問を感じたときは、いきなり土地探しを始めるのではなく、まず一度、家づくり全体の予算を整理してみてください。

それが、これからの家づくりを安心して考えるための大切な現在地になると思います。


よくある質問

Q. 地価が上がっているなら、早く土地を買った方がいいですか?

必ずしもそうとは限りません。

土地価格だけで判断するのではなく、建物や諸費用まで含めた総予算を確認したうえで、その土地を購入しても希望する暮らしが実現できるかを考えることが大切です。


Q. 住宅会社へ相談する前に土地を探しても大丈夫ですか?

土地探し自体はできますが、土地と建物を合わせた予算が分からないまま購入を決めると、建物に使える予算が不足することがあります。

土地から家づくりを考える場合でも、先に資金計画と建物のおおよその費用を確認しておくと判断しやすくなります。


Q. 資金計画では何を確認すればよいですか?

住宅ローンの借入可能額だけでなく、毎月無理なく返済できる金額、教育費や車、貯蓄など将来の支出、土地・建物・諸費用の配分まで確認しておくことをおすすめします。


自分たちの家づくり予算を、一度整理してみたい方へ

土地価格や建築費が変化している今、大切なのは「いくら借りられるか」だけではなく、家を建てたあとも無理なく暮らしていける予算を知ることです。

KOKETSU A.D.では、住宅ローンだけでなく、教育費や老後資金、これからの暮らしまで考えながら、家づくりに使える予算を整理する「家とお金の相談会」を行っています。

まだ土地が決まっていない方や、家づくりを考え始めたばかりの方でも大丈夫です。

家とお金の相談会について詳しく見る

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