快適な住まいづくり【断熱工法の話】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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12月も半ばに差し掛かり、流石に寒さが厳しくなるとともに、
この時期になると来年の話が増えてきます。

来年こそ家づくりを!と考え、お正月の時期にご家族そろって
具体的にお話をされる方もおられることでしょう。

今回は、家を建てる際に重視する事として、
「住み心地」がかつてよりもさらに高まっている。
というお話をさせていただきます。

まず、住み心地と一言でいっても色々ありますね。

・生活動線が考えられている
・収納が豊富で便利
・ライフスタイルの変化に対応できる
・好きなデザイン
・快適な室内環境
等々...

中でも今回は室内環境を快適にする方法について考えたいと思います。


どんなに見た目のきれいな建材や設備を使っても、
夏に暑く冬に寒い環境では、住みやすい家とは言えません。
家にいながら体調を崩してしまいそうですよね...

暑さや寒さだけでなく、湿気や乾燥などを防ぐ。
そんな快適な環境を作る一つの要素が「断熱性能」です。

断熱とは字のごとく、「熱を断つ」という意味があります。

断熱性能の低い住宅では、
夏は外の熱気が家の中に侵入し、冷房の効きが悪くなり、
冬は暖房で暖めた空気が壁や窓などの開口部から外に逃げるため、
「夏は暑く、冬は寒い住宅」になってしまいます。

つまり、お金をかけて冷房や暖房をガンガンかけても
中々快適な環境にならないと言えます。

断熱性能を高めることによって、
外気が建物内に侵入するのを防ぐため、
少しの冷暖房エネルギーで快適な室内温度に
保つことができるようになるのです。

また、外気の影響を受けにくいということは、
窓際や廊下などとの温度差が少なくなり、
家の中の移動が寒くて辛いといったことも減ります。

その他にも、断熱性能を高めることのメリットは、
・冷暖房費が安くなる
・健康を守れる
・家が長持ちする

など多くの効果が期待できます。


次に断熱性能を決める工法についてご紹介します。

断熱材を施工する方法は、大きく2つに分類されます。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

・充填断熱工法
躯体(壁)の中に断熱材を充填する(敷き詰める)断熱工法

メリット:経年劣化しにくく耐熱性能が安定している。
     外張断熱工法と比べ、同じ性能なら安価。

デメリット:構造物や断熱材の触れる部分に隙間ができ
      断熱効果が下がる場合があるので、施工の精度に注意が必要。

・外張断熱工法
躯体(壁)の外側に断熱材を張る断熱工法

メリット:施工後の確認が容易。
     躯体の外側で断熱材が途切れることなく連続するので、
     熱欠損が無い。
     躯体の内側が空洞になるため、配線を隠すことが可能。

デメリット:建築費が比較的高価になる。
      経年劣化しやすい。

またそれぞれの工法に適した断熱材の材料もあり、
外張断熱では柔らかな素材では施工ができないなど、
注意が必要です。

快適な空間をつくるための断熱性能は、コストと必要な条件など
様々な観点から検討すると良いでしょう!

ちなみに、私たちの手掛ける注文住宅では基本的には
充填工法を標準としておりますが、
超高断熱な性能の際には外張断熱を組み合わせております。

詳しくはお問合せ下さいね。






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子供のための家づくり【家事楽動線】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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先日、インターネット上の記事をみていたら、
「女性でも入りやすいラーメン屋」というページを見つけました。


ラーメン屋と言えば、以前は男性がお昼に入るものでしたが、
間口を広げて営業をするためのポイントが書いてありました。


雑誌やテレビの特集でも、最近はよく「女性のための○○」や
「育メンのための○○」、「家族連れのための○○」という表現を見ます。


では、家づくりで考えてみると、どんなテーマが喜ばれるでしょうか。


例えば、お子様がいるご家庭では家の中で一番多く時間を過ごすのは、
子育てママや子育てパパではないでしょうか。


料理・掃除・洗濯、そして育児まで、
家の中で頑張ってらっしゃる子育てママ・子育てパパのために
お家づくりでは、家事を応援する間取りプランがあります。


今回そのひとつとして、ご紹介するのは【家事楽動線】です。


耳にされた方も多いかもしれませんが...

家事楽動線とは、
時間と労力のかかる家事をできるだけ楽に済ませるために、
無駄がなく家事が楽になるように考えられた動線のことをいいます。


例えば...

・子供と毎日外出するので、着替えを何度もする。
・洗濯で洗った衣類は部屋干しではなく、ベランダやバルコニーを使って干す。
・料理をするとき、冷蔵庫やパントリーと何度も往復をする。
・買い物をした思い食材を冷蔵庫にしまう
・キッチンで出たゴミは外に出す。

など、家事をする方はAをしたらBをするというルートがあります。


そこを改善する策として
例えば
・買い出しをした食料品はすぐにしまえるように
 パントリーやキッチンを玄関近くに配置する。
・キッチンの隣にはランドリールームを設ける。
・洗濯物が終わったらキッチンとパントリーを抜けて、
 そのままバルコニーに出られるようにする。
・勝手口を付けてゴミはキッチンからすぐに外に出せるようにする。

このようにすれば、効率よく作業ができますよね。


また、お子様から目を離さず家事ができたり、
家事が早く終われば、お子様と一緒に遊ぶ時間も確保できますし、
家事が楽になれば、お子様も一緒に家事を手伝うこともできます。

そうすれば、家族のコミュニケーションの増加にもつながります!

ある調査によると家づくりを行うタイミングの第一位は「妊娠、出産」
第二位は「入園、入学」と続き、お子様のための家づくりを考えられる方が
大変多くおられます。

だからこそ、お子様のための家づくりを真剣に考えている方は、
私たちにぜひお任せください!
必ずお役に立つ情報をお届けいたします!






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家に使われる素材【木】の特性

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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先日あるテレビ番組で、海外の街並みが写っていました。
その際にふと、世界にある家って、どんな素材で出来ているんだろう?
と、今更ながら素朴な疑問が湧きました。


少し調べてみると、世界の住宅で伝統的に利用されている素材は、


石・土・木


この、三つの素材からできているものがほとんどのようです。

中でもここ日本で圧倒的に多いのは『木』
つまり、木造の家です。


日本は海外に比べ、樹木が豊富にあった事も一因ですが、
石も土も、豊富にあるのに何故、『木』なのか?

それには理由がありました。

木の特性のひとつとして、他の素材よりも優れた

『調湿機能』 が挙げられます。


もちろん、土にも調湿機能はありますので、
伝統時に『土壁』を塗る地域もありますが、
土壁を使うと家全体の重さが増してしまい、
構造上、窓が小さくなることもあります。

窓が小さいと、光を取り入れるのが
少し難しくなってしまいますよね。

その点、『木』は柱と梁を組み合わせて作るので、
窓も大きくとれ、明るい環境を手に入れる事ができます。


窓が大きいと、風の通り道ができるので
調湿機能にも、ひと役買ってくれるわけです。


杉の柱一本で、600mm以上(ビール大瓶程度)
水分を吸収する能力があるともいわれており、
六畳間ですと、柱が六本程度使われる事になるので
かなりの量を吸収してくれることになりますね。


しかも『木』は、木材になっても呼吸をしています。

その能力を最大限に生かすコツは、、、

育った通りに、その木を使う事だそうです。


柱に使う場合は、木元を下にする。
梁に使う場合は、木の背を太陽が当たる上に向けるのが大原則。


『木』を継ぐ場合も同じで、木元と木末を合わせて継ぎます。
※植物の導管をつなげるように


そもそも樹木たちは、自分から場所を移動する事はなく
(ガジュマルや、エクアドルの木は移動するそうですが、、)
樹木のほとんどは、芽を出した環境に合わせて育ちますので
材木になったとしても、その特性は健在です。


お風呂場や台所には、湿地で育った『木』
リビングには日当たりの良い尾根の木が適しています。


【地元の木は、地元で使え】と、伝えられてきたのも、
木の能力を生かし、最大限に住み心地の良い家を作る上で、
大切な知恵でもあるんだと、改めて気づかされました。


『木』は、蒸し暑い日本の夏に、相応しい素材です。


木造の住宅の良いところが見えてきた気がしますね。
家づくりは色々なことを知っていると、
もっと楽しむことができます!

これからもこのコラムをお楽しみに!






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災害に備える【保険のお話】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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元日の地震からの復興の中、
またも石川県を襲った大雨による災害。
被害にあわれた方々、そして犠牲になられた方々に
心から哀悼の意を表します。

このような災害はいつ何時自分の身に起こるかわかりません。
災害に強い家をつくることはもちろんですが、
万が一の際に備えて大切な「保険」について今回はお話いたします。


1.風水害に対する保険の種類
風水害とは、台風や豪雨、洪水などによって
引き起こされる自然災害のことで、
住宅の風水害に対応する保険には、
主に「火災保険」「地震保険」の2つがあります。

①火災保険
火災保険は、火災による損害を補償する保険ですが、
風水害に対しても広くカバーしています。
風水害に対応する補償内容には以下のようなものがあります。

・風災補償
台風や竜巻、強風による屋根の損壊や窓の破損、
飛来物による家の損害などが補償対象

・水災補償
豪雨や河川の氾濫、高潮による浸水、土砂崩れによる損害が対象
例)床上浸水や住宅の基礎部分の損傷などです。

・雪災補償
積雪による屋根や建物の損傷も含まれます

<注意>
・火災保険は商品内容によって保証対象は様々で、
水災(洪水や高潮など)を対象にしていない場合もあるため、
契約内容の確認が重要です。
・水災補償がある場合でも、
契約者の自己負担額(免責額)や、
被害の規模によって補償額が制限される場合があります。


②地震保険
地震保険は、火災保険の特約として契約されるもので、
主に地震、津波、噴火による損害を補償しますが、
間接的に風水害とも関連しています。

・津波による被害
津波が原因で住宅が損壊・流失した場合、地震保険で補償されます。

・地震による土砂災害
地震が引き金となって発生した
土砂崩れや地滑りの損害も地震保険でカバーされます。

・地震による火災
地震が引き金となって発生した
火災については火災保険ではカバーできず、地震保険への加入が必要です。

<注意>
・地震保険は、単独で契約できず、火災保険への付帯です。
・火災保険が風水害をカバーしている一方、
地震や津波に直接対応するためには地震保険への加入が必要です。


2.保険料を含めたライフプランシミュレーション
火災保険や地震保険の保険料は、建物の価値や地域、保証内容に応じて異なりますが、
毎年の保険料を組み込んだ、住宅ローンの返済とのバランスを考えた支出計画が大切です。

子どもの教育費や老後資金など、
保険料以外の重要な出費も合わせて組み立てましょう。






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家づくりの最終段階【お引っ越し】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。


夏の終わりに迷走台風10号が各地で猛威を振るいました。
被害にあわれた方に、心よりお見舞い申し上げます。


観光地でも夏の終わりの大切な時期に大きな打撃を受けたことでしょう。
毎度のことですが、自然の力には恐ろしさを感じますね。


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家づくりでは、いつごろに完成させていつ頃にお引っ越しをしたいか。
スケジュールを考えるときには最後のお引っ越し希望日から考えることが多くあります。


今回は、夢と希望の家づくりを進め、
完成したマイホームにいよいよ引っ越す。
そんなお引っ越しについて、よくある質問にお答えいたします。


実はお引っ越しはただその作業だけではなく、
意外とたくさんの手続きが必要になるのです。

しかも、業者に丸投げできるものでもなく、
ご自身でするしかありません。


まずは、引越し前にやっておくこととしては、
お子様が学校や幼稚園などに通われている場合は、
1~2ヵ月前までに、
今の学校へ転校の相談と手続きしに行きましょう。


次に、引越しの10日前~1週間くらいまでに、役場関係に諸届です。
例えば、住民票(転出届)、国民健康保険、
国民年金、福祉関係の諸届、印鑑登録等がこれにあたります。
基本的にはご本人による手続きが必要ですが、
印鑑と委任状があれば、代理人でも可能です。

他には郵便物の転送届や銀行・ローン会社への届出も
この期間に済ませるのが望ましいです。


そして、3~4日前までにガス・電気会社や水道局に連絡をし、
現在のお住まいの引越日まで使用料の清算を行います。

お引越し当日にはにブレーカーを下ろしたり
元栓を閉めたりするのを忘れないようにしてください。


ここまでが、概ね引越し前にやっておくことです。
そして、今度は引越し先で逆の手続きをします。


役場関係には、住民票(転入届)、国民健康保険、
国民年金、福祉関係の諸届、印鑑登録等の届出をします。
ただこの中で住民票(転入届)と国民健康保険に関しては、
引越し後14日以内の手続きが必要です。
※住民票転出届は引越し前14日以内

他には、必ずしも皆さまではありませんが、
新しい学校への転入手続きや、警察署へ免許証の住所変更、
陸運局へ自動車の諸登録なども必要です。


お家づくりを考え始めた段階から、最終的にこれらの手続きをスムーズに行えるよう、
予め印鑑や戸籍謄本、本人確認書類(運転免許証など)、
国民保険証、国民年金手帳などは
一緒に分かりやすい場所に保管しておくのがオススメです。


お家を建てるということは、引越しを伴うものなので、
当社でお家を建てられる方とは、こういった、建て始めてから~お引き渡し、
以降の、住み始め~部分のスケジュールも一緒に打合せで行っています。


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やっぱり足元が大切!【地盤の話】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

お盆休みも明け、今日から日常に戻る。という方も多いのではないでしょうか?
お盆休みにも大きな地震が起こり、南海トラフ注意情報が初めて発表されるなど、
地震に対する緊張感が高まりました。

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私が日々お客様とお話をさせていただく中でも、
「コウケツさんで建てる家は地震に強いですか?」
と聞かれることが多くなりました。


もちろん私たちの手掛ける家は
「安全」「快適」「シンプルデザイン」の
3つのこだわりを掛け合わせますので、
耐震性は当たり前にこだわっていますが、
これからの「地震に強い家」には
同じぐらい「地盤」へのこだわりも大切なのです。


いくら建物が地震に強かったとしても、
地盤が弱ければ、地盤ごと建物が崩れてしまう恐れがあります。


そのため、家づくりを行う際には、
「安全な地盤に建てること」が重要で、
地盤が安全かどうかを調べるのが
「地盤調査」になるます。


そして、調査の結果必要に応じて地盤を補強したりするのが
「地盤改良工事」です。


ちなみにこの「地盤改良工事」
100万円ほどかかる場合も珍しくありません。


ただ、この「必要に応じて」というのが重要なポイントなんです。


というのも、どんな人でももちろん安全な地盤に家を建てたいですよね?


ただ、地盤を調査する会社によっては、
不要な、または過度な地盤改良工事を勧めてくる場合があるのです。


なぜなら、
地盤を調査する会社が地盤改良工事を請け負うことが多いからなんです。


なんとなく分かりますよね?
当然、地盤調査をする会社からすれば、
地盤調査だけをするよりもより利益が取れるのは...


とは言っても、私たちのような住宅会社でも、
その地盤改良工事が本当に必要なのかどうかを判断するのは
実は大変難しいものなのです。


だから、私たちは、全国6000社の住宅会社のネットワークを利用した、
安心して地盤調査をお任せできる会社に、地盤調査をお願いしています。


なぜ安心してお任せできるかというと、地盤改良工事を請け負わず、
地盤調査だけを専門に行っている会社だからです。


だから、過度な地盤改良工事を行う必要がなく、
安心してお任せでき、余分なコストをカットすることができるのです。


家づくりはとても高いお金がかかる一大イベントです。


だからこそ、無駄なお金をかけず、
しかもしっかり安全な暮らしを送れるよう、
家を建てる地盤から、私たちはこだわっています。






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夏に考える理想の住まい

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

毎日毎日暑いですね...

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災害級の暑さと言われた2018年からわずか6年。
今年の暑さは10年に一度などと言われていますが、もはや毎年過去最高を更新してしまいそうな気配すら漂っています...

そんな年々厳しくなる暑い夏は、
家づくりにおいて重要な時期です。

今回は夏の家づくりのポイントを3点ご紹介!


1.快適な住まいづくり=暑さ対策=断熱性能

・断熱材
家の外壁と内側の壁の間にある暑さを調節してくれる素材です。
外が暑くても、室内の温度を上がりにくくするもので、
様々な種類や、素材があり、性能も大きく変わります。

・サッシ
いわゆる「窓」です。
現在では当たり前に複数のガラスを使うペアガラスやトリプルガラス
が標準となってきていますね。

・カーテン
遮熱性能の高い「遮熱カーテン」を太陽光のたくさん入ってくる
南側の窓に使うと高い効果を発揮します。

これらがを整えることで、暑さ対策=快適な住まい
となっていきます。


2.夏の庭造り

日差しを和らげる効果のあるグリーンカーテンとして
ゴーヤやアサガオを窓にかかるように育てることも効果が大きいです。


3.夏のインテリア

夏のインテリアは涼しさを感じさせる色遣いが基本です。
簡単なものでは、クッションなどのファブリックに白や、ブルーなどを取り入れる。

ダイニングチェアにカバーをかけている場合には
そちらも季節によって付け替えてあげると良いでしょう。

観葉植物も視覚的な涼しさを与えてくれます。
暑い季節には目に入りやすい位置に場所を変えるのも効果的ですね。


日本では古来より「家は夏を旨とすべし」という格言があるように、
家づくりの基本は夏に対して最適化せよ。と言われてきました。

暑さ対策は昔から変わらない大切な部分ということですね。
ぜひこの暑い時期に、快適な暮らしを想像してみてくださいね!


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無病息災を祈って【瓦のお話】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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ここ愛知県には日本三大瓦の一つに数えられる「三州瓦」の一大産地であり、
高浜市には瓦の美術館があるだけでなく、
この特産品にちなんで「ONIGAWARA」なるミュージシャンまでいます!

ご興味のある方はこちら:公式サイト


少し話がそれましたが...
今回はこの瓦についてお伝えしたいと思います。


江戸後期、日本では三度目のコレラが流行していました。


コレラは水を介して感染する代表的な水系感染症で、
原発地はインドのガンジス川下流のベンガルから
バングラデシュにかけての地方と考えられている感染症です。


日本の感染経路としてはペリー艦隊に属していた米国艦船ミシシッピー号で、
中国を経由し長崎に入った際に乗員にコレラ患者が出たと伝わっています。


日本ではこのコレラの流行により、衛生観念が一気に高まりました。


当時の日本国内に感染症対策はほとんどなかったそうで、
原因不明のこの病に、当時の不安な人々は加持祈祷に頼り
疫病退散のお札を戸口に貼り、
家に閉じこもったり病を追い払うために
太鼓や鐘を打ち鳴らしたと言われています。


また厄除け・魔除け、吉祥願い等で願いをこめて
願いが込められた紋様が入った建築物が作られていました。


建物の屋根に載っている瓦にも
独自の装飾や紋様が施されていることが多いです。


「三つ巴」(みつどもえ)

勾玉のような形の巴が円形の中に三つ入ったデザイン
(雷さまの和太鼓をイメージすると分かりますね)

「三つ巴」には厄除けや武神の紋章のイメージがあり
水の紋様は火災防止のメッセージが込められています。

「青海波」(せいがいは)

広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄でもあり
無限に広がる波の文様に、未来永劫へと続く幸せへの願いと
人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い吉祥紋様です。

この青海波を新築を瓦に使用しても素敵ですね。

「籠目」(かごめ)

格子柄の連続柄の紋様「籠目」
(正三角形を上下に重ねた星形の紋様の連続柄、「星形は六芒星」ともいいますね)

陰と陽、光と闇という相対する事象や調和を意味し、邪気を祓う模様です。

古くから日本では物の怪や邪気、悪霊といった悪い類いは
「凝視」されることを嫌うと考えられていたそうで
籠目模様の隙間を「目」とみたてて、
目がたくさんあるような置物がを家の前に置き対策してきました。

また籠目模様は魔除けの役割があるとされていた為
お札として玄関に貼っていたようです。

また魔除けのアイテムとして、玄関先に竹籠が掛けられていました。


時代は違えど人々が無病息災や、平穏な暮らしをを願うことは不変的なものです。

生活様式が大きく変化し、在宅勤務が多くなったり
ご家族とご自宅で過ごす時間が増えた今、
気持ち良く安全な暮らしが出来るのは当たり前として、
特別な時間を過ごす為の家のアイディア、
住宅のご相談、お悩みなどございましたら
是非弊社までお気軽にご相談ください。






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今改めて考える【地震対策】

こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

本日から7月となり、2024年も残り半分となりました。
恐ろしく早くないですか?(;^_^A

さて、本日は7月1日。
あの元日に能登半島を襲った震災から半年がたちました。

多くのご家族が、お正月の団らんを楽しんでいたあの時に襲った震災。
やはり、ここ日本で暮らしていく以上、
いつ何時大きな揺れに襲われるかわからず、
その備えが欠かせないことを突き付けられた気分です。

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そこで今回は、今改めて地震に対する家づくりについてお話ししたいと思います。


政府の地震調査委員会は今後30年以内に
震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した
予測地図を公開しています。


各自治体においてはハザードマップが公表されていて、
予想震度も書かれていたりしますね。


もちろん起こらないに越したことはありませんが、
実際に大地震が起きた時、建物はどうあるべきでしょうか?


安全性の目標として以下の考え方があります。

①「人命を守る」
 ...建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの点灯を防ぐ、火災の発生を防ぐ

②「財産・資産を守る」
 ...個人・企業などが自ら保有する財産や資産を地震により損壊することを防ぐ

③「機能を守る」
 ...建物固有の機能(生活・事業・社会的使命等)が停止することを防ぐ


上記の安全性の目標を達成するために、現在の家づくりは様々な技術を使用します。


代表的な地震対策として、

  • 地震の揺れを耐える「耐震構造」
  • 地震時の揺れを抑える「制震構造」
  • 地震の揺れを伝えさせない「免震構造」
  • の3種類があります。


    今回はこの3種類の違いを少し詳しくお話します。


    まずは制震構造です。

    「制震」とは、エネルギーを吸収する物を住宅に
    配置することで建物の揺れを抑える工法です。

    超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術のひとつです。

    エネルギーを吸収する物としては、ゴムやオイルなど
    様々な素材や形状で選択肢が多い構造になります。


    次に免震構造です。

    「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、
    免震層を介在させることによって、地面の揺れから免れます。

    つまり簡単に言うと、住宅は宙に浮いた状態になり、
    地面だけが動きその動きが建物に伝わらない構造になります。

    地震対策としては最も効果的で理想的な工法です。


    ただし、デメリットもあります。
    それは、浮いている状態であるため風の影響を受けやすく、
    他の構造に比べコストがかかりやすい等が挙げられます。


    最後に耐震構造です。

    「耐震」とは、筋交いや面材によって強度を高めて、
    地震の力に耐える工法です。

    建築基準法では、1923年の関東大震災クラスの地震に
    耐えられる建物の強さを耐震等級1と定めています。

    つまり、大きな自信があっても耐えられると言えますが、
    建物を動かないように固定し強度を高めていることから、
    実際に大きな揺れが繰り返し起こった場合には
    固定している筋交いなどにゆるみなどが発生し、
    建物が痛んでしまうことがあります。


    以上が建物の地震対策の説明となります。


    どの構造が良い、悪いではありません。
    最初に書かせていただいたように、ハザードマップによる地域性や
    家づくりの予算など、様々な要因から対策を選ぶのがいいと思います。

    また、これらの工法は組み合わせて使われることもあります。
    耐震+免震構造や耐震+制震構造などです。


    参考までに弊社の家づくりでは、
    地震に耐える「耐震構造」と揺れを軽減する「制震構造」
    これらを組み合わせ、安心な家づくりを進めております。

    詳しくはお気軽にお問い合わせくださいね。
    今回も最後までありがとうございました。


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    雨の季節に傘をさすように【家の屋根】

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    今年は例年に比べて雨が少なく、なかなか梅雨入りしませんね。
    雨の日が好き!というかたはあまり多くはないと思いますが、
    それでもある程度は降ってもらわないと、水不足など
    夏に影響が出ますので困ってしまいますね。


    梅雨入りが待ち遠しいですが、
    雨が降った時にどうしても外に出かけないといけない。

    そんな時、皆様ならどうしますか?


    そうです、傘を差しますよね。


    ではなぜ傘をさすのかというと...
    もちろん、服やかばんを濡らしたくないからですよね。


    何を当たり前の事を言っているんだ!


    このコラムをお読みの皆様がここで読むのを止めてしまいそうですので(笑)
    そろそろ本題に入ります。


    人でいう「傘」は家に置き換えると「屋根」になります。


    では、建物になぜ屋根があるかというと、
    それは人が体や持ち物を濡らしたくないのと同じで、
    外壁などを濡れにくくし家を傷みにくくするためです。


    軒の出の深い屋根は大きな傘をさしているのと同じで、
    外壁が濡れにくくなります。


    だからと言って軒の大きな家が間違いない!とも言えず、
    人によっては大きな傘は邪魔くさいなと感じるように、
    大きな軒がお好きでない方もいらっしゃるかもしれません。


    そんな時には防水性の高い材料を選ぶとよいでしょう。


    いずれにせよ、降る雨は高いところから低いところに流れるので、
    その流れに逆らわないような屋根のデザインが必要になってきます。


    軒を長くして、軒下にバルコニーを付けるのも魅力的ですね。
    いわゆるインナーバルコニーというモノです。


    その際に、

    『長い軒下のせいで室内が暗くなってしまう』

    という悩みに直面したら、軒の上にトップライト(天窓)をつけ、
    室内に明るさを入れることで解決することもできます。


    いっそのこと、垂れ流しにすることもいいですね!!
    一般的には軒先の樋を通して雨を集め、
    竪樋で地上に降ろしてから排水していきますが、
    場合によってはバルコニーの先端から垂れ流ししてしまうほうが
    むしろ簡単だし安全かもしれないですね。


    ただ、その際には外壁に垂れ流さないように工夫も必要ですが...


    軒下の長さや屋根の形を変えるだけで、
    自分が創りたい暮らしのカタチに変幻自在となると
    家づくりもワクワクすることがたくさんあります。


    屋根のカタチは家の外観、イメージをつくる大きな要素です。
    自分のライフプランに合わせて屋根の形を変えてみるのもいいですね!






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    ピンっと来ない...単位のお話

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    image22.png

    皆様は長さを測るときにはどのような単位で考えますか?


    ほとんどの方が、センチやメートルといった表現をされるかと思います。
    これはメートル法と呼ばれるもので、法律でも義務つけられており、
    取引上の計量には国際基準であるメートル法を用いることとされています。


    そのため建築業界も図面上にあらわされる長さや
    面積の表示は全てメートル法となっています。
    お部屋の広さは◯㎡など書かれているのをよく見られると思います。

    ですが実際の建築現場ではどうかと言いますと、

    「いっすんごぶ」

    「さんじゃくごすん」

    など暗号のような言葉が飛び交っています。


    昔の日本では当たり前に使われていた単位、
    「寸」「尺」「間」などのことを言っています。


    この「寸(すん)」「尺(しゃく)「間(けん)」は
    尺貫法と呼ばれる単位で、日本独自の単位になります。


    なぜ建築現場では未だに昔の単位が使われているのでしょうか?


    それはこの昔の単位には人の体にフィットするような
    柔軟性が秘められているからです。


    起源から見てみるとその秘密がわかります。

    メートル法の起源は1791年に、
    地球の北極点から赤道までの子午線弧長の
    「1000万分の1」として定義されました。


    つまりメートル法とは地球を基準とした単位になります。


    それに対し、尺貫法は人の体を基準とした単位です。


    1寸は手を広げたときの親指と中指の先の長さ、
    1尺は肘から手首の間にある尺骨と呼ばれる骨の長さ、
    1間は人の身長を基準としています。
    ※こちらは諸説ありますので気になった方は調べてみてください。


    この人の体を基準とした尺貫法の最もわかりやすい例が畳です。

    畳の単位は、1畳(いちじょう)と呼ばれ、
    この畳(じょう)という単位は縦6尺、横3尺となっています。


    古来より「立って半畳、寝て1畳」と言われており、
    このサイズが人間の動きに最低限必要な寸法と言われているのです。


    この畳の横幅の3尺が家作りの基準となっています。
    3尺はメートル法に変えると910mmとなり、
    家の設計図を見るとこの3尺(910mm)を基準として
    作られていることが多く、図面上には2,730や3,640といった
    メートル法で考えるとちょっと中途半端な数字が並びます。


    また、浴槽(ユニットバス)やトイレ、
    キッチンなどの設備や機器も3尺(910mm)に
    収まるように作られていることが多く、
    効率よく配置されるようになっています。


    さらに、建材と呼ばれる家を建てるために必要な材料(石膏ボードやベニヤ)
    も尺貫法に合わせてあるものが多く、
    メートル法での建材より多く流通しているため、
    建材にかかる材料費をメートル法での建材より抑えられるといった利点もあります。


    そんな建築業界以外では馴染みが無かった尺貫法ですが、
    今お住まいの家も尺貫法を基準としているかもしれません。
    気になる方は家のいろんな箇所を測ってみてください


    廊下の幅が780mmだったりしたら、
    あなたのお住まいは尺貫法基準のお家ですよ!






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    備える家づくり【水害対策】

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    image18.png

    2024年6月3日、早朝からここ名古屋市守山区でも緊急地震速報が流れました。
    私も元日のことを思い出し、やはり身構えました。

    石川県では再び強い揺れに襲われ、本当に気の休まらない日が続いているかと思います。
    今回は幸い津波の被害は出ませんでしたが、
    やはり大地震以降、家づくりにおける地震対策について、
    お客様からご質問いただくことが増えました。


    また、最近ではそれに加え、昨日も急な大雨があったように、
    水害に対するご相談も多く頂戴します。


    お家を建てる際には、地震対策はもちろんのこと、
    洪水や浸水といった水害も決して「自分には関係の無いこと」と思わず、
    水害による被害をどう避けるかといったことも、
    しっかりと考えておくのが非常に大切です。


    家を建てる際の代表的な水害対策としては、
    土地を探される場合にはまずはハザードマップを確認し、
    被害想定の少ない地域を選択することが大切です。


    しかし、建て替えなどで建築予定地が決まっている場合には
    建築で対策をしていく必要があります。
    その代表的な対策に、盛り土があります。

    そうです。
    敷地全体に土を盛って、家を建てる場所自体を高くするのです。


    水は高い所から低い所へ流れるため、敷地自体を高くすれば、
    家全体を水害や洪水といったような水害からお家を守ることができます。


    建築予定の土地が、周囲の家や道よりも、低くなっている場合には、
    最初に検討してもよいような工事です。


    ただ、住宅地などでは、隣のお家の日当たりを妨げないように、
    法律や条例で屋根の高さの制限が設けられていることもありますので、
    高さを上げるのにも限度はあります。


    また、盛り土は土なので、それ自体が非常に重いです。
    そのため地盤が弱いところでは、
    逆に沈んでしまう原因となってしまう可能性もあります。


    河川に近い場所などは、地盤の弱い低地であることが多く、
    盛り土をして家を建てる時は、
    その土地の特性と周囲の状況をよく考慮する必要があります。


    他には、家の床を高い構造にする、という方法もあります。
    基礎の部分を通常よりも高くし、家の床を物理的に高くするのです。


    家を建てる時は、まずコンクリートなどで基礎を作りますが、
    この基礎を通常よりも高く作ることで、万が一洪水が起こってしまった時などに、
    床上まで浸水しまうのを防ぐことができます。


    ただ、基礎を高くして床を高くする対策の場合、
    床上浸水は防げても、床下浸水の可能性は十分にあります。
    また、床が高くなるということは外から室内に入る際の段差が大きくなり
    外の階段が増えるなどのデメリットもあります。
    メリット、デメリットを合わせて考えたいものですね。


    なお、この「床上浸水」と「床下浸水」の違い、
    水害時に、文字通りお家の床下までの浸水で留まったのか、
    床の上まで浸水してしまったのかというものです。


    床下浸水の被害を受けてしまった場合には基本的に以下の3つが大切です。


    1.排水・・・床板や畳を外し、溜まった水や泥をかき出します。

    特に泥が残っていると悪臭の原因にもなるため、
    隅々までかき出し、真水で洗い流します。


    2.乾燥・・・生乾きのままだとカビや臭いの原因になってしまうため、
    扇風機などを使い、風通しを良くしておきます。
    場合によっては1週間以上かけて、しっかりと乾燥させます。


    3.消毒・・・洪水など外からの水で浸水してしまった場合、
    浸水した水に下水や汚水が混じっていることが多々あります。
    すると雑菌が繁殖しやすく感染症の原因にもなり得るため、
    排水・乾燥をさせた後にはしっかりと消毒する必要があります


    以上の3つです。


    一方、床上浸水の場合は、
    床下浸水と比べて被害ははるかに大きくなります。


    被害額は床下浸水の7倍にものぼると言われ、
    2階まで浸水してしまった場合などは、
    住み続けることが難しく、建て替えの検討が必要になる場合もあります。


    床上まで浸水してしまうと、水に浸かった部分やものは、
    洗ったとしてもひどい臭いが取れず、
    床置きの電化製品や家具・リネン類をはじめ、
    壁紙やクッションフロア、場合によってはフローリングまで
    交換や張り替えが必要になることもあります。


    もちろん被害がないことが一番ですが、
    最悪でも床上浸水を防げるように、
    私たちが家づくりの相談をする際には、
    建築場所と家の床の高さなどを加味しながら
    お話しを進めさせていただいています。






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    自然の力を使って未来につなぐ

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    沖縄や奄美地方では平年よりやや遅く梅雨入りしました。
    これから本格的な暑さがやって来るかと思うと、すこしゾッとします...

    熱中症対策としても、我慢はせずにエアコンを使うことが推奨されていますが、
    皆様は世界で電力を使えない人が7億人以上もいるという事をご存じでしたか?

    この記事を見つけたとき、私は正直、驚きを隠せませんでした。
    参考記事

    SDGsが目指す、「持続可能な開発目標」の7番目に

    エネルギーをみんなに。そしてクリーンに

    というのがあります。

    抜粋すると...

    2030年までに、誰もが、安い値段で、安定的で、
    現代的なエネルギーを使えるようにする。

    2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギー効率をよくする。

    などなど...


    そこで、世界中で注目されているのが、

    「資源をくり返し使える」「二酸化炭素を排出しない」

    再生可能エネルギーです。

    再生可能エネルギーの大きな特徴は2つあります。

    1.エネルギー資源が枯渇しないこと

    2.温室効果ガスを排出しないこと

    様々な再生可能エネルギーによる発電方法は色々ありますが、
    今回は、自然エネルギーを利用する2つをご紹介します。


    【パッシブエネルギー】

    建物側の工夫などで、自然エネルギーをそのまま利用した
    パッシブシステムと呼ばれる方法です。

    例えば、ゴーヤーの緑のカーテンを作ったり、南側に庇(ひさし)をつけたり、
    北側の低い位置に窓をつけて熱移動させたり。


    エアコン等の電気で温度調整するのではなく、
    自然の力を借りて、空間を快適に保つ方法のことをさします。


    【アクティブシステム】

    機械(装置)を使う方法で得られるエネルギーです。

    いわゆる太陽光発電や風力発電など、自然のエネルギーを利用した装置です。

    エコキュートも、空気熱を利用する給湯器で、
    消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出す、アクティブシステムの一つです。


    ガス給湯器のエネファームは、ガスから電気を発生させるシステムで
    導入コストが高いのがネックですが、
    お湯をつくるついでに発電してくれるという、非常に効率はよいシステムです。


    機器を動かすのに今までは必要だった、石油など化石燃料の依存度を下げ
    二酸化炭素の抑制につながり、持続可能性を高めることができます。


    太陽光などの再生可能エネルギーの普及には大きな課題もあります。

    例えば、導入費用がかかってしまう事。

    そして、自然のエネルギーを利用するために
    自然環境に影響をうけてしまうという事もあります。

    私も太陽光発電を使っていますが、
    長梅雨の年などは例年に比べて発電量が少なくなることがあります。


    しかし、これからの家づくりには、
    世界のエネルギーや地球の環境を意識したものが
    どんどん主流になっていくのではないでしょうか。


    持続可能な社会を目指した家づくりをお考えの方や、
    新築やリフォームをお考えの方、
    ZEHビルダーの私たちまでお気軽にご相談ください。






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    過去から未来を考える【住宅の歴史】

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    harunatu06.png

    家づくりに必要な条件は時代と共に変化していきます。
    これから先もどんどんと変化、進化していくことでしょう。

    そこで今回は、これからの家づくりを考えるためにも、
    江戸時代から現代までの暮らしの変化を見ていきたいと思います。


  • 江戸時代

  • この時代の日本人は大半が農民で、小屋や納屋に住んでおり、
    その広さは1間が一般的でした。

    また、武士は武家屋敷という書院造(しょいんづくり)を基本とした住宅に住んでいました。
    書院造とは、一般的に障子や襖、棚や床の間のある座敷のことです。

    しかし、当時の8割が農民であったため、
    大半の庶民が家を持てる時代ではありませんでした。

  • 明治時代

  • 江戸幕府が倒れ、開国されたことにより国外からの移住者が増加し、
    街中には徐々に西洋の文化が普及していきました。

    国民の仕事が農業から商業に変化したり、食文化も洋風のものになったりと、
    生活様式の西洋化が連鎖的に起きていきました。

    建築技術においても西洋の技術を取り入れていき、
    絨毯を敷いた応接間などをはじめとした洋風の住宅が広まるようになりました。

  • 大正時代

  • 住宅の構造にも変化が起こる出来事がありました。

    そうです。あの関東大震災が起こったためです。

    関東大震災を境に、住宅構造の見直しが早急に行われました。

    今では住宅の耐震性が当たり前に言われていますが、
    当時はそのような考え方は一般的ではありませんでした。

    そんな背景もあり、当時の人たちは鉄筋コンクリートに目をつけ、
    鉄筋コンクリート造の住宅が続々と増えていきました。

  • 昭和時代

  • 茶の間を中心とした畳の生活と、絨毯がひかれソファが置かれた洋間が両立している
    和洋折衷な住宅が流行りました。

    古さと新しさ、西洋の住宅様式と日本古来の住宅様式の融合をコンセプトに
    設計された住宅が多かったようです。
    和風建築と洋風建築の要素を、意図的に取り入れた住宅になります。

    また、日本古来の住宅の設計にはなかった「廊下」も、
    このころに新しく追加されるようになりました。

    従来では部屋と部屋が接しているため、
    特定の部屋に行くためには別の部屋を通っていく必要がありました。
    おばあちゃんの家などで、和室が二間続いているような間取りを
    見た記憶がある方もいるのではないでしょうか?

    そこに新しく「廊下」が加わることで、別の部屋を通っていく必要がなくなり、
    プライバシーを尊重することができるようになりました。

    このようにして、少しずつ、でも確実にくらしが変わってきたのです。

    さらにこのころには、高度経済成長を迎えたということもあり、
    マイホームを建てる人が急増しました。

  • 現代

  • 現代の住宅では、以下のようなものが標準搭載されるようになりました。

  • 構造計算

  • ZEH

  • 耐震等級3

  • ただ住めればいいという住宅から、賢く、快適で、
    そして安全に住める住宅に、現在進行形で変化しているのです。

    また、最近では、太陽光発電、IOT、スマートハウスなど、
    様々なテクノロジーを利用して、
    より快適な生活を求めた家づくりに変わりつつあります。

    最新の家づくりや、安全な暮らしを実現したい方は
    一度お気軽にご相談ください。

    心よりお待ちしております!






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    家づくりのテーマ【夢の家を実現するために】

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    今回は、家づくりのテーマを決める際のポイントと
    アイデアについてお話ししようと思います。

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    家づくりにテーマ?と疑問に思われる方もいるかもしれません。
    家づくりは多くの方にとって一生に一度の大きな出来事であり、
    どんな家を建てようかと、あれこれ考えてワクワクするものです。

    でも、目につく情報をあれもこれも取り入れようとすると、
    ちぐはぐな家づくりになってしまうかもしれません。

    自分たちが実現したい暮らしはどんなものなのか?
    その道しるべとなるものが、家づくりのテーマと言えるでしょう。

    では、どのようにして家づくりのテーマを決めるべきか
    いくつかポイントをお伝えしていきます。


  • ライフスタイルから考える
  • 最初に考えるべきことは、ご自身やご家族のライフスタイルです。

    家は生活の拠点です。人生の舞台と言ってもいいでしょう。
    そこで快適に過ごすためにはストレスなく過ごせることが大切になります。

    例えば、アウトドアが好きな方の家が、ホテルライクな生活感を隠した家だったらどうなるでしょう?
    やはりどことなく落ち着かないのではないでしょうか?

    アウトドアや自然が好きな方は、室内に木が多く使われた自然を感じる内装が、
    ストレスを感じにくいかと思います。
    他にも、料理が趣味ならキッチンを重視した家、大家族なら収納が多い家など、
    ご自身のライフスタイルそのものをテーマとして考えるのも良いでしょう。


  • 予算を考慮する
  • ライフスタイルからテーマを考えたとしても、
    現実的には予算を考慮する必要があります。

    予算に合わせたテーマを選ぶことが、家づくりの成功にもつながるのです。

    テーマに合った家づくりを実現するために、コストを抑えた素材の使用や、
    できるところはご自分でDIYをするなど、
    コストを抑えるなどの方法も検討しましょう。


  • 好みや趣味を反映させる
  • 先ほどのライフスタイルにも通ずるところがありますが、
    ご自身やご家族の好みや趣味を家づくりのテーマに反映させることで
    より満足度の高い家を実現できます。

    インテリアやカラースキーム、デザイン要素など、
    自分らしい家づくりを考えてみてください。


  • 未来を見据える
  • 家づくりは建てて終わりではなく、長期的に関わっていくものです。

    将来の変化やニーズを考慮してテーマを考えてみましょう。

    例えば、将来的に家族が増える可能性や、リモートワークの必要性。
    お子様が自立されたら、ご夫婦二人の生活になるかもしれません。

    今だけでなく、今後の未来の暮らしを想像してテーマを設定しましょう。


  • 環境への配慮
  • SDGsに代表されるように、未来への環境は大変重視されており、
    家づくりでもこの部分は注目されています。

    断熱性能を高めエネルギー効率の高い家、再生可能エネルギーの活用など、
    環境に配慮したテーマを検討し、持続可能な家を作り上げましょう。


  • アイデアを収集する
  • 家づくりのテーマを決める際には、
    雑誌やウェブサイト、SNSなどからアイデアを収集するこも大切です。

    家づくりの先輩たちがどのようなテーマで家づくりをしたのかを参考にし、
    ご自身のイメージを具体化させましょう。

    最近では、Instagramのリール動画や
    tiktokでお家の紹介動画(ルームツアー動画)をアップしていることも多くあります。
    弊社も一部公開しておりますので、ぜひご覧くださいね。


    最後に、家づくりのテーマを決める際には、
    専門家の意見も聞くことをおすすめします。

    家づくりは一生に一度の機会です。

    テーマを慎重に選び、満足のいく家づくりをしていくためにも、
    家づくりのプロである私たちがお手伝いをしていきます!

    ぜひお気軽にご連絡ください!






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    日本の住宅の平均寿命って?

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    ゴールデンウィークも終わり、早くも夏のお休みが待ち遠しい、
    そんな風に感じていませんか?

    私はそうです(苦笑)

    中にはまとまったお休みだったので、ご家族で家づくりについて話し合った。
    なんて方もいるのではないでしょうか?

    お子様の成長に合わせて家を建て、
    自分たちが老後も健やかに過ごせるような間取りにしたいな。

    理想の家づくりですよね。

    ところで、日本家屋の平均寿命っておわかりになりますか?

    正直、考えた事もない方のほうが多いのではないでしょうか。


    実は、日本の住宅の平均寿命は

    『約25年』 と、されています。


    アメリカが、約45年

    イギリスは、約75年 ですので


    住宅の寿命は、日本が圧倒的に短いといえますよね。

    先ほどの、子供のために家を建て、
    自分たちが年をとっても暮らしやすい家を考えても、
    そこまで持たない。ということです。


    しかし、日本のお寺や神社などは
    築150年以上の建造物もたくさんありますよね。

    法隆寺五重塔にいたっては、なんと1300年以上で
    世界最古の木造建築物です。


    では、なぜ現代の住宅の寿命は25年と短いのでしょうか。


    その理由のひとつに、高度経済成長期に根付いた
    『スクラップアンドビルド』と、いう考え方があります。


    それ以前の住宅は、修繕しながら住み込んでいくという、
    【財産】の位置づけがあったのですが、
    いつからか【財産】であった住宅が
    その他商品のように【使い捨てるモノ】にかわってしまったのだそうです。


    今は、家電製品を修理せずに買い替えるように、
    住宅も建て替える時代になりました。


    もちろん、修繕しながら長く住み込んでいる方もいますが
    修繕しようにも、板金屋・瓦葺き屋・ガラス屋・建具屋といった
    専門の職人さんがいる業者がどんどん少なくなっているのが現状です。


    日本の住宅も、使い方次第では50年以上は維持できます。
    住宅の寿命は、のばせるのです。


    伝統的な木造建築は、間取りの変更や朽ちた箇所を修繕できるように、
    傷みやすい箇所をあらかじめ細かい部材で組み立てており、
    取り替えたり修繕できるようにされています。


    昭和40年頃までの木造住宅には、まだまだ
    この考え方が随所に組み込まれていました。

    家の内部のほとんどがパーツ化されており、簡単に変えられるのです。

    腐食したパーツを変えれば、100は優に持つともいわれています。


    使い捨て文化は、環境の負荷もかかります。

    現代ではやはり「新築至上主義」ともいえる考え方が根強く、
    親から子へ住宅を引き継ぐことは少なくなっています。

    しかし、長期優良住宅が補助金の優遇を受けられるように、
    手を入れながら長く家を持たせ、
    未来へバトンタッチされていく、社会の財産としての動きも
    少しずつ出てきています。

    修繕箇所も、家の履歴書となり、
    また、未来へ受け継がれていく財産と考えられるでしょう。


    家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に
    これからも、寄り添える工務店でありたいと考えております。

    長期優良住宅の建築希望や
    補助金のご相談も
    お気軽に、弊社までご連絡ください。






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    未来をつくろう「自然のエネルギー」

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    現在ゴールデンウィーク真っ只中ですが、いかがお過ごしでしょうか?
    どこかへお出かけ。という方もおられるかと思いますが、
    ゆっくりとご自宅で過ごされる方もたくさんいることでしょう。


    ところで、今やすっかり定着した感じもあるSDGs。
    少しずつ身近な活動になってきたのではないでしょうか。


    実は、世界で電力を使えない人が7億8900万人もいるという事を
    皆さんは、ご存じでしたか?


    私は正直、驚きを隠せませんでした。
    ゴールデンウィーク家で過ごしているときに、
    テレビを見ることはもちろん、夜になると真っ暗な中で過ごさなければいけない。
    ということです。


    SDGsが目指す、「持続可能な開発目標」の7番目に
    エネルギーをみんなに。そしてクリーンに、というのがあります。


    抜粋すると...


    2030年までに、誰もが安い値段で、安定的で、
    現代的なエネルギーを使えるようにする。


    2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギー効率をよくする。
    などなど...

    そこで、今、世界中で注目されているのが、
    「資源をくり返し使える」「二酸化炭素を排出しない」
    再生可能エネルギーです。

    再生可能エネルギーの大きな特徴は2つ。

    1.エネルギー資源が枯渇しないこと

    2.温室効果ガスを排出しないこと


    様々な再生可能エネルギーによる発電方法は色々ありますが、
    今回は、自然エネルギーの利用法の2つをご紹介します。

    【パッシブエネルギー】

    建築的な工夫などで、自然エネルギーをそのまま利用した
    パッシブシステムと呼ばれる方法です。


    例えば、ゴーヤーなどでグリーンカーテンを作ったり、
    南側に庇(ひさし)をつけたり、
    北側の低い位置に窓をつけて熱移動させたり。


    エアコン等の電気で温度調整するのではなく、
    自然の力で、空間を快適に保つ方法のことを言います。

    【アクティブシステム】

    機械(装置)を使う方法で得られるエネルギーです。

    太陽光や、風力エネルギーを利用した発電などがあります。

    エコキュートは、空気熱を利用した給湯器で、
    消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出します。


    エネファームは電気をガスから発生させるシステムで
    導入コストは高くなりますが、電気を発生させる際に、
    お湯も作ってくれるので、非常に効率はよいシステムです。

    機器を動かすのに今までは必要だった、化石燃料の依存度を下げ
    二酸化炭素を抑制でき、持続可能性を高めることができます。


    再生可能エネルギーの普及は大きな課題もあります。

    それは、導入費用がかかってしまう事や、自然エネルギーだけに
    自然環境に影響をうけてしまう。
    つまり、安定しない場合があるという事もあります。


    しかし、これからの家づくりには、
    世界のエネルギーや地球の環境を意識したものが
    どんどん主流になっていくのではないでしょうか。


    家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、
    ZEHビルダーの弊社にぜひご相談くださいね。






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    ライフスタイルをデザインする。


    家というモノを通して、豊かな人生を創造します。





    世界を驚かせる建築物

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    先日、パリオリンピックまで残り100日を切ったというニュースがありました。
    コロナ禍で無観客で開催された東京オリンピックから
    早くも3年が過ぎたということに驚きを隠せません。


    その東京オリンピックのメインスタジアムであった
    隈研吾氏が手掛けた新国立競技場、

    『杜のスタジアム』

    木をふんだんに使用した、美しい競技場です。


    その他、日本には丹下健三氏が設計した事で有名な、
    国立代々木競技場もあります。
    また、香川県庁舎も素晴らしい建築物です。


    隈研吾氏、丹下健三氏。
    この2人の設計で共通している点は、日本の伝統美を取り入れ
    上手く融合させている事ではないでしょうか。


    新国立競技場には視界をさえぎる柱が一切ない事が話題になりましたが、
    実は、国立代々木競技場の屋内も柱が1本も使われていない事をご存じでしたか。


    代々木競技場に入った方はわかるかと思いますが、
    選手と観客を一体化させるあの無柱の解放感は、
    2本の支柱と2本のケーブルで屋根を支えた
    吊り構造という方法で実現しています。

    その美しい曲線(反り)はそのまま外観にもなっていますね。


    この曲線(反り)は、単調になりがちな外観を、
    美しく伝統的な形で表現する事を可能にするので
    お城の石垣や、お寺の屋根など、古来からよく使われていますね。


    香川県庁舎の外観はシンプルなコンクリート打ち放しですが、
    あの清水寺の舞台を支える木組みを彷彿させる造りです。

    main.jpg

    外壁を前に出さずに庇と縁を張り出させるデザインも
    日本の寺院建築が得意とする手法ですし、
    等間隔で並べた縦長の断面のバルコニーの小梁は、
    五重塔の深い軒を支える垂木のような印象を与えたかったとのことです。

    世界を驚かせた建築物でもある、
    2人の巨匠が作った新国立競技場と代々木競技場。


    今後も、たくさんの方に見ていただきたいですし、
    夢を持った選手達の希望の場所でもあり続けてほしいものです。

    あっと言わせる建造物ではないかもしれませんが、
    私たちも家づくりに携わる一人として、住まう人だけではなく
    設計から現場の職人の想いが結集したものであると感じ
    家づくりそのものに、大切に取り組ませていただいています。


    家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に
    これからも、寄り添える工務店でありたいと考えております。

    お気軽に、弊社までご相談くださいね。






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    たかがドア、されどドア

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    image16.png

    4月中旬になり、春の暖かさが心地よい...
    とはならず、一気に「夏日」というワードが聞こえるようになり
    余りの寒暖差に「春バテ」などという言葉もできているようです。

    このままでは、年中何らかの不調を抱えるようになってしまいそうですね。
    体調不良の時には個室に閉じこもることも多いですが、
    閉じこもる理由はウイルスなどを他の部屋にまき散らさないように。
    などがあげられるかと思います。

    そう考えると、ドアって部屋や温度、空間を切り離す
    無言の関門のようですよね。


    今回はそんな【 ドア 】についてお話ししたいと思います。


    まず部屋に出入りするドアについて考えてみましょう。


    少し想像してみてください。

    同じ場所に同じ形で同じ大きさのドアを取り付けたとしましょう。

    そしてドアのタイプはすべて開き戸。

    ただ一つ違うところは『 開き方 』です。


    同じドアでも4種類の開き方が考えられるわけなのですが、
    残念ながらこの4種類の中で正解は1つしかないのです。


    どれが正しいかは、普段皆様の周りにあるドアを思い出して
    いただければすぐにおわかりでしょう。

    ちょっと思い出してみてください。
    どうですか?イメージできましたか?

    では、なぜこのように開かなければならないのか?

    少しその理由について考えていきたいと思います。


    たかがドア。されどドア。


    人はドアの開き方1つで、人は心地よく暮らすことができますし、
    逆に日々ストレスを抱えることにもなってしまいます。


    まず、個室のドアは内開きが原則です。
    ※内開きとは室内側にドアが開くことをいいます。

    逆の外開きじゃない理由は、
    廊下を誰かが歩いているときに急に開くと
    接触などの危険があるからです。


    次に、「右開き」と「左開き」はどう決まっているか知っていますか?


    右利きの方が多いから右開き。
    あるいは、ドアを開け放すために壁にドアストッパーがあるから左開き。
    などの理由だと思っていませんか?


    いいえ、実はそうではないのです。


    ドアは人間の自然な動きに従わせる必要があるからです。

    ドアを壁側に向けて開く方向ではなく、逆になっているとどうでしょうか?

    ドアが180°近く開いてとっても開放的!ではなく、
    少し開いた程度では壁しか見えません。

    つまり、その状態では中に入れません。


    ですが、壁側に向けて開くパターンでは、
    半開きでも部屋の真ん中へ滑り込むことができます。


    人の動作は美しいのです。


    ドアの開閉にかかわらず、立つ・座るなどの日常的な動作においても、
    人は実に美しい一連の動作をします。


    ですから、もしドアが壁に向かって開かないドアであったら
    毎日の動作にストレスを感じるでしょう。

    なので、ドアは壁に向かって開くようにしてください。


    ですが、すべてのドアが内開きならいいのか?と疑問になりますよね。

    実はそうではないのです。

    ドアは内開きが原則とはいえ、いくつかの例外もございます。

    例えば、納戸などの収納部屋のドアです。

    内開きにしてしまうと、中に置いてあるものが邪魔をして
    うまく開閉ができなくなります。
    なので、ドアの開くスペースにはモノを置くことができません。

    せっかく作った収納スペース。
    無駄なく使いたいものですよね?

    外開きのドア以外にも、2枚に折りたためる折れ戸や
    引き戸にすると廊下のスペースを考えると、もっと良いですよね。


    トイレのドアや玄関の扉も色々よく考えないと、いざ新生活!!
    となった時に

    『あー、ここもうちょっとこうしとけばよかった』

    なんて後悔してしまうかもしれないですね。

    なので、たかがドア、されどドアなのです。

    これはほんの一例ですが、住宅に元から当たり前のようについているものには
    一つ一つに意味があるのかもしれません。

    その当たり前を疑ってみると、住宅選びがもっと楽しくなるかもしれないですね。






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    未来の住まい スマートホーム

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    皆さんはスマートホームという言葉を聞いたことありますか?

    スマートホームとは、家電や設備をインターネットでつなぎ、
    自動化や遠隔操作が可能な住まいです。

    今回は、これからの住まいとして脚光を浴びるスマートホームの魅力と、
    その実践方法について詳しく解説していきます。

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    ■スマートホームの魅力:便利な機能と快適な暮らし

    スマートホームの最大の魅力は、なんといっても生活が便利で快適になることです。

    例えば、照明やエアコンなどの自動制御、セキュリティの強化をはじめ、
    多くの機能が自動化されることで、家庭内のストレスが軽減されます。

    さらに、遠隔操作が可能なため、外出先からでも家の様子を確認したり、
    家電の操作ができるようになるため、より安心で快適な暮らしを実現できます。


    ■スマートホームの実践方法:どうすればスマートホームにできるのか

    自宅をスマートホームにするためには、
    まずは家庭内のインターネット環境を整えることが重要です。

    次に、スマート家電やIoT機器を導入し、
    それらを連携させるためのハブやアプリを使って一元管理します。
    新築の場合には、設計段階から
    スマートホーム機能を盛り込んで計画することが一般的です。

    また、既存の住宅でも、段階的にスマート家電やIoT機器を取り入れていくことで、
    スマートホーム化を進めることができます。


    ■スマートホームの最新技術:2024年の注目ポイント

    2024年のスマートホームでは、昨年より注目されている、
    AI(人工知能)やVR(仮想現実)技術がより発達していくと考えられます。

    AIを活用した家電やシステムは、住まいの状況を把握し、
    最適な運用方法を提案してくれるため、
    更なる快適さや省エネ効果が期待できます。

    また、VR技術はインテリアデザインや家具配置のシミュレーションに
    活用されることで、理想の住空間を実現しやすくなります。


    ■スマートホーム導入のメリット・デメリット

    スマートホーム導入にはメリットが多い一方で、やはりデメリットも存在します。

    メリットとしては、生活の便利さ向上、セキュリティの強化、
    介護・福祉分野への応用、災害対策などが挙げられます。

    デメリットとしては、導入コスト、サイバーセキュリティの懸念、
    プライバシー問題、技術の進化に伴うアップデートや
    機器の交換が必要になる場合があります。
    つまり導入後にもコストが必要になるということですね。


    ■これからのスマートホームの発展と課題

    スマートホームは今後も技術の進化とともに発展が期待されますが、
    課題も存在します。

    発展としては、AI技術の進化、5G通信の普及、
    コミュニティや都市全体との連携、サステナビリティが挙げられます。
    課題としては、標準化、デジタルデバイド、教育・啓発が重要となります。


    ■スマートホームの未来展望

    スマートホームの未来展望として、
    AIとの共生、完全自動化が期待されています。

    AI技術が進化し、より人間らしい対話やサポートが可能になり、
    家族の一員としてAIと共生する生活が実現されるかもしれません。

    そう遠くない未来には、家庭内のあらゆるタスクが自動化され、
    人間が手をかけることなく生活できる住まいが登場することになるでしょう。


    ■スマートホームで新しい生活を始めよう

    スマートホームは、便利で快適な生活を実現するための
    最先端技術が詰まった住まいです。

    インターネット環境を整え、スマート家電やIoT機器を導入することで、
    自動化や遠隔操作が可能になり、快適な生活が手に入ります。

    最先端の技術を活用して、新しい生活スタイルを実現するスマートホーム。

    これから家づくりをお考えの方は、新しい時代にふさわしい住まいとして、
    スマートホームを検討されてみてはいかがですか?


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    新年度のスタート

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    いよいよ始まりました新年度。
    この時期は新しいスタートの時期であることが多いですよね。

    小学校や中学校への入学。
    幼稚園や保育園への入園。

    社会人としてのスタート。
    転勤や、部署の移動などなど。

    小さなお子様から大人に至るまで、変化が訪れる時期です。

    実はあるアンケートによると、家づくりを行ったキッカケの第2位は
    「入学、入園」
    となっています。

    お子様の新しい生活のスタートに合わせて、
    新しい家での生活もスタートさせたい。
    と考えられている方が多くおられるという結果になります。

    今日は、このタイミングで新居での生活を始めるために
    いつから何をしたら良いのかをお伝えしたいと思います。

    建売住宅の購入ではなく、
    注文住宅を建て、そこに暮らすという場合には、
    すでに有る物ではないため、建築に時間がかかります。

    住宅の規模や、設計にもよりますが、
    工事のスタートから完成までには4から6か月の時間が必要です。
    その後、住宅ローンのお手続きなども必要となるため、
    完成後お引っ越しまでには、さらに1か月程度の時間がかかります。

    建物のプランを考え、決定し、
    詳細な設計を行うまでにはどれぐらいが必要でしょうか?

    こちらもお客様によって差はありますが、
    3カ月程度は必要になります。

    プランを考える前には、沢山の工務店から
    実際に家づくりを依頼する先を考える必要がありますよね。
    こちらも2カ月程度は必要ではないでしょうか。

    ここまでを合計すると、短くても10カ月です。

    さらに、土地探しからの場合にはその時間も必要となってきます。


    つまり、来年の今ごろに新しい家で新生活をスタートさせるためには、
    今のタイミングから家づくりの計画をスタートさせることが必要になるのです。

    私たちはこのような家づくりに必要な知識を
    適切に学んでいただき、さらに分からないことを直接質問いただける
    「無料個別相談会」を随時開催しております。

    建築士が家づくりの打ち合わせをし、現場管理まで行う
    私たちだからこそできる、無料個別相談会。
    お気軽にご参加いただき、より豊かな人生を送るきっかけにしてください。






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    災害に強い家づくり「木造住宅と火災」

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    今年は元日に能登半島地方に大きな被害をもたらした地震があったこともあり、
    多くの方が災害について改めて考えられているかと思います。

    私たちにご相談いただくお客様も、
    地震や家事に強い家というキーワードをお話しされる方が増えていると感じます。

    一般に住宅の構造と言えば、「木造」か「鉄骨」と考えられるかと思います。

    そのうち、木造は「火事に弱い」「燃えやすい」というイメージを持たれ、
    逆に、鉄には炎を近づけても燃え上がることがないので、
    火事のときも安心と考えている人が多いようです。

    しかし、
    意外かもしれませんが、
    実は木造住宅は火事に強いと言われています。

    「木造住宅は燃えやすい」というイメージは根強いものですが、
    木造住宅には火事が起きたときに、燃えて崩れる(家が崩壊する)までの時間が
    かなり長いという特性があります。

    同じサイズの木と鉄に、住宅と同じような荷重をかけながら燃やすと、
    鉄は5分後には強度が元の半分以下になります。

    さらに10分後には元の強度の20%程度になり、
    荷重によって曲がってしまいます。

    しかし、木は10分間燃やし続けても表面が炭化するのみで、
    内側までは燃えずに80%程度の高い強度をキープします。

    燃えた木の表面が炭化すると、その部分がバリアのような役目を果たし、
    内側の部分に炎によるダメージが届きにくくなるためです。

    この性質のおかげで木は燃えても「一気に強度が下がる」
    ということがないため、万が一の火事のときでも、避難のために
    十分な時間をかけられます。

    崩れ落ちる前に消火ができれば被害も最小限におさえることができます。

    さらに、木造住宅は有毒ガスの発生量が比較的少ないです。

    火災のときに、家が燃えることによって発生した有毒ガスが原因で、
    意識喪失が起きる事故は多いものです。
    一酸化炭素中毒などはその最たるものですね。

    一酸化炭素のほかにも、塩化水素やアンモニアといった
    意識喪失を引き起こす有毒ガスが発生します。

    しかし、木造住宅の構造部分は自然素材(木)なので、
    火災時の有毒ガスの発生を比較的おさえられます。

    もちろん木が燃えることで一酸化炭素や二酸化炭素は発生しますが、
    自然の素材である木材は、人工素材に比べると有毒ガスの発生量は
    かなり少なく、火事が起きたときの意識喪失を防ぎやすいです。

    ただし、注意しておきたいのが、木造住宅がいくら火事に
    強いといっても、木材が炭化するほどの火事が起きてしまったら、
    そのあと住み続けるのは難しいということです。

    木造住宅のメリットはあくまで、火事が起きてから
    家の耐久性が落ちて崩れ落ちるまでの時間が長く、
    十分な避難時間を稼げる。
    つまり、命を守る時間をつくりやすい。ということです。

    これから家を建てるという人は、火事に強い構造の準耐火建築物を
    設計建築するのがおすすめです。

    また、火事に強い家を建てることに加えて、
    火事に遭わないよう、火の取り扱いに十分気をつけることももちろん大切です。
    日頃からの意識が最重要なのは当たり前ですね。

    最近では火を使わないIH調理器具やオール電化の家も人気で、
    リフォームなどの際にガスコンロをやめる方も増えております。

    そして、家を建てるにあたって地域の人とコミュニケーションを
    取ることも、もらい火や放火といったトラブルを防ぐことにつながります。

    木造の家は、火事に遭ったときでも十分な強度を保ってくれるという
    大きなメリットがあります。
    さらに私たちは、先に書かせていただきました家事に強い構造の
    「省令準耐火建築」を標準仕様とすることで、
    皆様の命を守る家づくりを進めています!

    ご相談、詳しくはぜひお問合せ下さいね。






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    2024.3.11

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    今日は3月11日。
    あの大災害、東日本大震災から13年が経過しました。
    毎年この日が来るたびに、あの光景を思い出し胸が苦しくなります。

    今なお日常を取り戻し切れていない方もおられるかと思います。
    心よりお見舞い申し上げます。


    当時の大震災は多くの犠牲者を出し、多くの被害をもたらしましたが、
    その中で耐震性の重要性が再認識される契機となりました。

    image10.png

    日本は地震大国であり、地震による被害を最小限に抑えるためには
    建物やインフラの耐震性を高めることが必要不可欠です。

    耐震性の向上は地震被害を最小限に食い止めるだけでなく、
    復興のスピードを加速させる面でも重要です。

    耐震性の高い建物は震災時に倒壊や、大きな被害が出にくいため、
    復興作業をスムーズに進めることができます。
    もちろん、耐震性が高い建物は
    人命を守ることにも大変有効であることは言うまでもありません。


    しかし、建物やインフラの耐震性だけに着目するのではなく、
    地震に備えた適切な対応も重要です。

    地震が発生した際には速やかに避難し、安全を確保することが大切です。
    また、津波や火災の発生が考えられる場合には
    適切な対処方法を知っておくことも重要です。


    13年前の震災、そして今年1月1日の能登半島地震など、
    大きな震災があるたびに、建物の耐震性や地震に対する備えを
    考え直すきっかけになっている方も多いかと思います。

    新築住宅でも、耐震等級や繰り返しの地震に対する備えとして
    制震ダンパーなどの装置が付いているか?によって、
    大きな地震の際の被害には差が出ています。

    また、以前からお住まいの木造住宅の場合には
    各自治体において無料耐震診断や、耐震補強工事に対する助成金も用意されています。

    東日本大震災から13年が経過し、少しずつ記憶が薄れていくなか
    今年起きた能登半島地震により、地震に対する危機意識が高まっています。

    地震の被害はいつ、どこで起こるかわからないため
    日頃からの備えが不可欠です。
    安全、安心な社会を築いていくためには、
    個人の努力だけでなく、社会全体での取り組みが欠かせません。

    私たちは家づくりを行うものとして、
    皆様の生活を守る「安全」な強い家づくりを行うことで
    地域社会に貢献し続けていきます。






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    日本の伝統技術の継承

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    昨年末より久しぶりに季節性インフルエンザの流行がみられ、
    私たちの地域の小中学校でも学級閉鎖が続出しております。


    2020年以来新型コロナウイルスの流行が始まり、
    その戦いが落ち着いてきたところに今回のインフルエンザの猛威。
    本当に医療関係者の方々には頭が上がらないです。
    心からありがとうございます。


    さて、話題は変わりますが、
    皆様は「紡ぐプロジェクト」という言葉を聞いたことがございますか?


    2018年に文化庁、宮内庁、読売新聞社が官民連携で取り組む事業として
    スタートした日本の美を守り、次の時代につないでいくプロジェクトで、
    建築分野でも日本の伝統建築、太古の時代から続く木造建築から
    近現代の建築物までの変遷、そして、大工技術の継承をテーマに、
    匠の技を受け継いできた歩みを紹介する展示会が2020年12月に開催されました。


    近世以前の大工家や棟梁〈とうりょう〉がやがて組織化され、
    現在における建設会社の原型になったことなど、
    皆様の家づくりにかかわるお仕事が太古の時代から続き、
    少なくとも約200年以上の歴史を持っている、
    誇りある仕事であることが紹介されていました。


    現在では多くの家づくりに関わる仕事も
    工場での加工が当たり前になり、
    いわゆる匠の技が光る場面は少なくなってきてはいます。


    しかし、いつになっても皆様の大切なマイホームを手掛け、
    最後に体に触れる床や、手摺、階段などには
    大工さんの腕がモノをいう部分であります。


    私たちは大量生産の家づくりは行いません。
    お客様一人一人に適した家づくりをご提案しております。


    一生に一度のお家についてのご相談がありましたら、
    お気軽に弊社までご相談ください。
    現代の匠として、お力になります!






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    猫と暮らす家づくり「ともに幸せに暮らす家とは?」

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    突然ですが、皆さんは家族の一員として、ペットを飼っていますでしょうか。

    新型コロナウイルス以降、ペットを家族に迎え入れた方が多く、
    その中でも特に猫の人気が急上昇しています。


    そこで、今回は、猫の気質をよーく理解し、
    それに合わせた家づくりのアイデアを提案したいと思います。


    まず【猫の性格】と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

    かわいい、好奇心旺盛、時々甘えたい...

    など猫は自由気ままな生き物で、
    その気持ちは日々変化するイメージをお持ちなのではないでしょうか。


    そんな猫の特性を考慮して、家づくりを考えてみると、
    どのような要素が重要になるでしょうか。


    一番大切なのは、何と言っても「安全性」

    これは、猫などペットに限ったことではありませんが、
    とても大切な要素であることは当然ですね。


    なかでも猫は繊細な生き物で、
    大きな音に驚いた拍子に窓から飛び出してしまう可能性もあります。


    それはもちろん我々飼い主にとっても猫自身にとっても、
    非常に大きなリスクとなりますよね。

    そうした危険を避けるための一つの対策として、
    脱走対策用の内ドアの設置が推奨されます。


    また、よく窓辺で外を眺めている姿を見かけますように、
    猫は外の世界に強い好奇心を抱く生き物です。


    この内ドアは、ただ単に窓やドアからの脱走を防止するだけでなく、
    窓を開けたときに外の新鮮な空気を感じることができます。


    内ドアを設けることで、猫は安全な状態で外の世界とつながることができ、
    ストレスの軽減だけでなく、心身の健康維持にもなるでしょう。


    次には、猫が満足感を得られる遊び場の設定が必要です。

    キャットウォークやキャットステップの設置は、猫の上下動を促進し、
    散歩代わりにもなります。

    室内のスペースが限られている場合には、
    収納とキャットステップが一体化となった家具もおすすめです。


    さらに、ペット用フローリングを選べば、爪の傷もつきにくいだけでなく、
    お掃除が楽だったり、滑りにくい仕上げになっていたりして、
    猫にも人間にも嬉しい機能が盛りだくさんです。


    最初にお話ししましたように、
    コロナ禍以降特にペットと暮らす需要が増えたこともあり、
    各メーカーさんも様々なペットと暮らす生活を商品化しています。

    LIXIL:猫壁(にゃんぺき)
    https://www.lixil.co.jp/lineup/s/catwall/products/feature/

    Panasonic:わんにゃんsmile
    https://sumai.panasonic.jp/interior/wan-nyan/

    家づくりは一度コンセプトが明確になれば、
    それに沿った具体的な計画を進めていくことが可能となります。


    例えば「猫第一!猫ファーストの家」や
    「猫も私たちもうれしい機能が充実した家」などなど...
    コンセプトが決まれば家づくりに必要な要素が見えてきますね。


    猫それぞれに個性や性格があり、
    その違いを理解し尊重することは、
    人とペットが共に幸せに暮らすためには欠かせません。


    猫に最適な環境を提供し、ストレスを最小限に抑えることで、
    生活の質を向上させることができます!

    お互いが安心して過ごせる家づくりを考えていきましょう!






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    失敗事例から学ぶ土地探し

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

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    私たちに家づくりのご相談に来られる方の多くは、
    30代の子育て世代の方々です。

    そんな皆様はほとんどが、土地探しからのスタートとなります。
    「良い土地」を探して、インターネットを見続けたり、
    時々入る不動産情報に目を光らせたりするのですが、
    なかなか巡り合うことができません。


    なぜなら、「良い土地」というのは、
    出てきたらすぐに売れてしまうからです。


    だからといって、そのスピード感に負けないようにと、
    見つけ次第すぐに!!
    とはいっても、何百万円何千万円とする高価なものであり、
    衝動的に買うわけにもいきませんよね。


    先日、同じく住宅会社を営む方たちと共に勉強会に参加し、
    「土地購入でお客様が失敗した例」というのを
    共有してきましたので、ご紹介いたします。


    (ケース1)

  • 目の前が開けた土地だと思っていたのに...
  • 日差しの入る、明るい一戸建てを希望しており、
    南側に広い平面月極駐車場のある土地を購入。

    吹き抜けのある広々とした家を建築。
    希望通りの生活を送ることができていました!

    しかし数年後、駐車場の場所にマンションが建ってしまい、
    家は薄暗い印象の家に...

    広い駐車場や農地などは、相続や売却されるなどして
    いずれマンションが建ってしまったりする
    可能性も見込む必要があるかもしれません。


    (ケース2)

  • 角地で便利だが、家の前にゴミが!
  • 数十メートルで幹線道路に出られる
    便利な立地の角地を一目ぼれで購入。

    好立地な割に割安な土地だったので、
    急いで行動をして無事に購入することができたのですが、
    工事を始めたのちに、目の前が地域のゴミステーションであったことに気づく。

    家が建ち実際に住み始めると、
    カラスなどによってゴミ袋が荒らされることもしばしば。

    ゴミの収集日にはニオイが気になったりしました。

    自宅前であるため、ゴミの日には
    改修後に毎回掃除をすることになってしまいました。

    土地を購入する際は、
    ゴミステーションの場所も確認しておきましょう。


    (ケース3)

  • 日当たりを考えて家作りをしたのに、夏がとても暑くなってしまった
  • 学校や駅も程近い利便性のよい土地を購入。
    土地の形が旗竿状になった旗竿地で、

    安く買うことができたものの、
    周りを家に囲まれているので

    1階は暗くなることが予想されました。

    そこでキッチンやリビングを2階に配置するプランにし、
    トップライト(天窓)からたっぷりの光を採り込む計画にしました。

    住んでみると、期待通りの明るさは確保できたものの、
    直射日光による夏の暑さに悩まされることに...

    旗竿上の土地を選ぶ際には、採光計画に工夫が必要となります。
    トップライト(天窓)で計画する場合には、
    太陽光が過度に入ってこない計画を立てていきましょう。


    (ケース4)

  • 風の強い日に砂埃が飛んできて洗濯物が干せない
  • 子どもの通学に便利がよいところを探していて、
    小中学校までの距離が近い土地を購入。

    とても良い条件の土地なので、無事に購入出来て一安心。

    しかしこれがあだとなり、
    風の強い日は校庭の砂埃が飛んでくるという予想外の事態に。

    そんな日には洗濯物を外に干せません。

    天気がよくても、洗濯物は室内干しとなり、
    また布団はクリーニングに出すようになり、
    予定外な出費がかさむことに。

    子育て世代に学校近くの土地は人気です。
    人気の学区となると本当に物件情報自体が出てきません。

    しかし、学校に近すぎると騒音や砂ぼこりも被ることになる。
    ということも認識しておかなければいけませんね。


    (ケース5)

  • 家の前は抜け道!
  • 子どもをのびのびと遊ばせたいと考え、
    公園に近く庭も広く取れる土地を購入。

    しかし、目の前の道路は日中、
    いわゆる"抜け道"となっていて、
    ことのほか車の往来が激しいことが発覚。

    子供が公園に行きたがるときも、
    庭で遊びたがる際にも、
    道路に飛び出したら危ないので目を離せません。

    土地の状況は曜日や時間帯によって変化します。

    道路の交通量もその一つで、
    特に子供が小さいうちは日中の交通量を調べましょう。

    以上、土地探しの失敗例をご紹介しました。

    土地は高価なものなので、失敗したからと言って
    簡単に買い換えられるものではないですよね。

    家づくりにおいて土地を選ぶということは
    ご家族皆様の"ふるさと"を選ぶことになります。

    私たちは、価格や駅近くなどの条件も大切ですが、
    皆様にとって本当に適した土地か。
    夢のマイホームを建てることができる土地かを
    適切にアドバイスさせていただいています。

    各種相談会でも土地の選び方をお伝えしています。
    ぜひお気軽にご連絡ください。






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    非常時の備え「ご家庭での準備」

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    image10.png

    2024年は元日から能登半島での大きな自信があり、
    ますます関心が高まっている災害対策。
    今回はその中でも、家から逃げ出す時のことに触れたいと思います。


    災害時に備えた準備は、
    「1次持ち出し品」「2次持ち出し品」
    分けて準備しておくのが良いと言われています。


    「1次持ち出し品」とは避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えです。
    つまり、その目的は最初の1~2日間をしのぐためのものです。


    非常持ち出し袋にいれておき、
    万が一の際に持ち出しやすい場所に置いておくことが大切です。


    大人2人×1日分として、以下をご参考に中身を準備し、
    またその中身の有効期限なども確認しておくことが大切です。


    <食料・飲料>

  • 飲料水(500ml×8~10本)

  • 非常食(乾パンやレトルト、ゼリー状の食品など2箱程度)

  • <停電時用>

  • 懐中電灯(予備電池含め2個)

  • ろうそく(2本+マッチ・ライター×2つ)

  • 携帯ラジオ(手巻き充電式が望ましい)

  • <医薬品>

  • 救急セット

  •  (常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂綿、ばんそうこう、ハサミ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、持病のある方はそのための薬(薬品名のメモも))
     (救急ボックスなどのセットで売っているものが便利です)


    <生活・衛生用品>

  • レジャーシート(1人あたり1畳分程度)

  • タオル(4枚以上で沢山あるとより良い)

  • ポリ袋(大きめを10枚程度)

  • トイレットペーパー

  •  (1ロール、水に溶けるため、ティッシュより使いやすい)
  • ウエットティッシュ(2個~)

  • 簡易食器セット(家族分)

  • <貴重品>

  • 現金(硬貨も)

  • 身分証明書、保険証、住民票のコピー

  • 預貯金通帳、印鑑

  • 権利書、各種カードなど

  • <避難・救助用品>

  • 笛、コンパス、ナイフ、ロープ(7m以上)

  • シャベル、バール、ノコギリ、 ハンマー等の工具(小型のアウトドアグッズが持ち運びに便利)

  • また、「2次持ち出し品」とは、
    最初の避難の後に再度自宅から避難所へ持ち出し、
    3~4日間の避難生活を送るためのものです。


    「1次持ち出し品」に加え、+αの飲料や
    食料、衣料品、生活用品を準備しておくと良いです。


    生活用品は、卓上コンロやガスボンベをはじめ、
    コロナ禍以降大きなブームとなりました「キャンプ」や「アウトドア」。
    これらの道具も非常時にも使うことができますね。


    私たちの家づくりでは、
    「災害に強い家・安全を確保しやすい間取り」
    をお約束しておりますが、


    それでも想定以上の被害が発生し、避難をしなければいけなくなった時に、
    「持ち出し品(特に1次持ち出し品)」を常々どこに確保しておくか、
    といったところにまで気を払い、間取りを考えていくことも
    これからは大切になっていきそうですね。






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    家具のこだわり方「ダイニングテーブル」

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。


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    突然ですが、皆様は家具にこだわりってありますか?


    木目の美しいウッド基調な家具。

    デザインにこだわった好きなブランド。

    モノトーンな色の家具。

    はたまたカラフルな色の家具を揃えているなど。

    皆様それぞれにこだわりはあると思います。


    家具選びはとても楽しい作業です!

    特に新しく家を建てるときは新調し、気合を入れて選ぶこともあります。


    なかでもダイニングテーブルについて考えてみます。


    ダイニングテーブルは、毎日の食事だけでなく、
    友人を招いたパーティーでワイワイ囲んだり、
    ちょっとした書き物の際に使ったり...


    一つの役目だけでなく、様々な機能を持つだけに、
    より一層慎重になります。


    「ナラのムク板がいいかしら?」

    「メープルを使った北欧風デザインも捨てがたいわね」などなど...

    細かなところから、本当に悩みはつきませんよね。


    でもちょっと待ってください!!


    デザインばかり考えてしまいがちですが、
    大きさは大丈夫でしょうか?


    ダイニングルームは、住宅の中でも多くの人が集まる場所です。


    それだけに、テーブルの周りには人が動けるだけの
    空間が十分に確保されている必要があります。


    どのようなテーブルを、どのように置くか?だけでも、
    ダイニングルームの設計は大きく変わっていきます。


    卓の高さや座の高さにもいろいろな種類があります。


    カウンターのようにして、ハイチェアで。
    はたまた、リビングの機能も兼ね備えるように
    床に座る「床座スタイル」で。


    このように、テーブルの高さが変わると、
    座り方も変わってきますが、
    実は、このテーブルの高さと座る高さの相対的な差は
    どんな高さであろうとほぼ一定になるのです。

    この差を「差卓」といいます。


    差卓は体格によっても微妙に異なりますし、
    和食か洋食か(箸かナイフ・フォークか)によっても微妙に異なります。


    ただ、専門料理店でもない限り、
    差尺は270mm前後と覚えておけば良いでしょう。


    ダイニングテーブルを置く場所を設計の時から決めておいて
    あえて壁を出す設計をしてみてもいいですね。


    左右対称で壁を出すとバランスよく見えますし、
    片側だけの壁を出すのも個性的で良いですね。


    と、いうわけでダイニングの設計は、テーブル廻りの前後左右、
    そして上下の寸法を確保する必要がり、
    リビングとの関係性も重要になってきています。


    今一度、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、
    どのようなダイニングが良いのか、
    そして、どんなダイニングテーブルが適しているのか。
    ぜひ考えてみてくださいね。






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    知って得する「カーテンの色の効果(暖色編)」

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。


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    打合せの時から数えて、およそ8カ月。
    夢にまで見たマイホームが完成したら、
    いよいよ新生活のスタートです。


    新たな生活に必要不可欠なものの1つに
    「カーテン」がありますね。


    この「カーテン」は、
    もちろん好きな色を取り入れるのが1番です。
    お気に入りのインテリアは毎日の生活をより楽しく
    素敵なものに演出してくれますからね!


    しかし、色にはそれぞれ効果があり、
    お部屋によって、おすすめの色や
    使い過ぎない方が良い色があります。


    今回はカーテン選びの参考にしていただくために、
    「暖色系」の色の効果ついてご紹介したいと思います。

    【白・アイボリー・ベージュ】

    清潔感があり明るい印象を与える、
    白・アイボリー・ベージュ。

    これらの色は、空間を広く見せる効果があるので
    狭い部屋にもおススメ!

    特に白色は太陽の光をたくさん取り込みます。

    日が当たり過ぎる部屋の場合は、
    暑くなりすぎてしまう可能性があるので一工夫。

    遮熱効果のある素材を使うことで、暑さを和らげることができます。
    機能性に目を向けることも大切ですね!


    ベージュは、飽きにくく、洋風・和風・モダンなど、
    どのインテリアとも合わせやすい優れモノです。

    万人ウケする色ですが、使い過ぎると、
    のっぺりした印象になりやすいので、
    アクセントカラーをインテリアに取り入れるようにして、
    空間にメリハリを与えるとよいでしょう。


    【オレンジ・黄色】

    オレンジ色は、緊張感をほぐしたり、開放的な気持ちにしてくれます。

    また、食事を美味しく見せ、食欲が増進する色でもあります。
    キッチンやリビングだけでなく、子供部屋にも最適!
    部屋全体が明るく、元気な印象になりますよ。

    さらに、壁や床の色に多い、白色・茶色と相性が良いので
    意外とコーディネートもしやすいのです。

    黄色は、気持ちを前向きにし、にぎやかな雰囲気をつくります。

    会話を活発にしたり、
    時間が早く感じる効果があると言われています。

    カラッと乾いた印象になるので、
    トイレや浴室など水まわりも印象を良くすることができます。

    道路標識や子供用の通学帽子が黄色になっているように、
    注意を促す目立つ色であり、興奮作用もあります。

    使いすぎることなく、
    お部屋のワンポイントとして取り入れるのも良いでしょう。


    【赤・ピンク】

    赤色は、交感神経に作用し、体温を上げたり、
    食欲を高めてくれます。エネルギッシュで元気が出ます。

    人の集まるダイニングやリビングにピッタリ。
    気持ちを盛り上げ、楽しい会話が弾みます。

    その一方で、興奮作用があり、取り入れ過ぎると
    落ち着かない部屋になる場合があるので、
    差し色として取り入れるのもおすすめです。

    ピンク色は、情緒を落ち着けて、優しい空間にしてくれます。

    淡いピンクはリラックス効果も高く、
    寝室や子供部屋に採用されることが多いですね。

    化粧品のパッケージや女性向け広告に多用されているように、
    華やかでありながら柔らかく、女性的な印象になります。

    また、女性ホルモンを刺激し、肌の調子を良くしたり、
    血行が良くなるなど、美容効果があるとも言われています。


    以上、暖色系の色が持つ効果について簡単にご紹介しましたが、
    1番大事なのは、
    そこで暮らすご家族みんなが気持ち良く生活できることです。

    色の特性に囚われ過ぎず、
    ご家族の意見を大切にしてくださいね。

    そして快適なマイホームライフを
    私たちと一緒に作っていきましょう。

    カーテン工事については、
    オプション料金が発生する住宅会社もあります。

    え?あなたのところはどうなの?
    私たちの場合の取り扱いが気になった方は、
    ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。


    今回も最後までありがとうございました。
    次回もまたお楽しみに!


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    家づくりには思い込みは厳禁?

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。


    image07.png

    家づくりを進めていく中では、
    間取り、予算、土地、などなど、
    決めていかなければいけないことの連続です。


    いつ建てるのがベストなのか?

    どんな家がいいのか?

    予算はどれくらいなのか?

    どこの場所で建てるのか?

    どこの会社に頼むのか?


    少し考えただけでも、眩暈がしてきそうですね...


    しかも現在では家づくりに関する情報は
    ネットや本、知人友人からのアドバイス、
    住宅会社の営業マンからの提案など、
    様々なところから簡単に仕入れることができてしまいます。


    しかし、たくさんの情報が溢れすぎているため、
    何が間違っていて何が正しいのか?を判断することが難しく、
    思い込みで決めてしまうこともしばしばあるかと思います。


    ニュースや本などに出ている言葉で
    アンコンシャス・バイアスというものがあります。


    これは「無意識の思い込み」という意味の言葉で、
    自分自身の過去の経験や知識、価値観などから、
    本人では中々気付くことができない、物の見方の偏りを産んでしまいます。


    それが原因で、判断を誤って失敗をしてしまうことがあるかもしれません。


    例えば、家づくりの手順について。


    まずは住む場所が決まらないと、何も始められない!
    と、まずは土地を探すことから始め、
    そこから、間取りを決め、どんな仕様にするのかを決めていきます。


    が、そこまで進んだ段階で、
    住宅ローンが通らなかったり、総額予算が合わないことが発覚したり...


    家づくりの順番を思い込みで土地からということで考えた結果や、
    建物そのものの予算を検討する前に動き始めた結果、
    結局振り出しに戻ってしまうということがあるかもしれません。

    もちろん土地探しから行うのが必ずダメ!
    と言っているのではなく、そもそも売り物件がほぼ無いエリア、
    地価が高いところを検討する場合や、
    住む場所を第一優先に考えた場合は効率的に進められることもあります。


    また、思い込みは悪い結果を産むだけのものでもありません。


    一度家を建てたことがあって、過去の経験から
    その思い込みによって正しい判断を行えることもあるかと思います。


    大事なことは、どこかに思い込みがないかを考えてみることで、
    自分自身やご家族としっかり向き合って、判断することだと思っています。


    家づくりは、一生に一度の大イベント。
    と、言われていますが、
    そもそも本当に一生ものなのか?


    言葉の意味をそのまま鵜呑みにすることなく、
    それが事実なのか?解釈なのか?
    を考えてみると、意外と新しい気づきがあるかもしれません。


    思い込まず、縛られることもなく、
    自由な発想で、楽しく家づくりを行っていきましょう!


    家づくりで豊かな人生を創造しましょう!


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    たかがトイレと侮るなかれ!

    こんにちは。
    皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。

    突然ですが、皆様はトイレの後は、どこで手を洗っていますか?

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    トイレから出て、洗面台?

    トイレタンクの上の手洗い場?

    それとも、手洗い付きのロータンク便器?


    このシステムを考えた方ってどんな方なのでしょう。

    発明家?

    きれい好きな方?

    最近ではテレビでも小学生発明家!なんて特集もあるぐらいですから、
    もしかしたら子供かもしれませんね。


    正解はわかりませんが、
    開発した方は手洗い付きのロータンク便器を完成させたとき

    「これぞ世紀の大発明だ!!」

    と喜び、ガッツポーズをしたかもしれません。


    ですが、ちょっと想像してみてください。
    トイレ上の小さな手洗いで肩をすくめて手を洗っている自分を...
    なぜかどことなく悲しく寂しく見えませんか?


    手を洗っている時の水が飛び散らないように気を付けるため、
    十分に手を洗えませんし、
    石鹸や手洗い用ソープの置き場所にも困ってしまいます。


    とはいえ、トイレで用を足したらまずは手を洗いたいですよね。


    トイレは別名「お手洗い」というくらいですから、
    用を足した後すぐ手が洗えないとお話しになりません。


    最近は用を足した後、手を洗わない方がいることも
    調査で分かっているそうですが...

    みんながみんなそうではないでしょう。


    ですので、トイレには何らかの手が洗える仕掛けが必要となるのです。

    となると、どこで手を洗うのか...


    出来ればトイレの中にしてください。


    小さな手洗い受けをつけるだけでいいのです。


    どこにどんな形の手洗い器をつけるかは皆様の自由です。


    ただし、レイアウトと、寸法は最善の注意を払っておかないと
    後々、後悔します。


    一言にトイレ用の手洗い器と言っても、様々なタイプがあります。

    ・壁掛けタイプ

    ・オーバーカウンタータイプ

    ・アンダーカウンタータイプ

    ・ボウルタイプ

    掃除のしやすさでいえば、凹凸の少ないアンダーカウンタータイプですね。
    個性的なものを好まれる場合には、ボウルタイプも良いかもしれません。


    それに合わせて、付ける場所も気をつけないといけません。


    幅が広いトイレなら、トイレと平行に。

    奥行きのあるトイレならトイレと向い合せ。

    もしくはトイレと少しずらして平行に。


    住宅としては、少し豪華になるかもしれませんが
    トイレに手洗い器だけではなく、鏡や照明をつければ
    お化粧室への昇格いたします!


    トイレのレイアウトはデリケートなのです。


    トイレも広いほうがいい!と思っても、
    横幅が広すぎるとトイレットペーパーに手が届かなかったり...


    逆に、トイレが狭すぎると小回りや掃除が難しくなったり。


    トイレの設計は、手を洗う方法やどこに洗面器とトイレを設置するかの
    レイアウトをしっかり考えなければならないのです。


    一日の中で長い時間を過ごすわけではありませんが、
    たかがトイレ。と侮ってしまうと、
    毎日の生活にストレスを感じることにもなりかねません。


    ぜひ、ご自身のライフスタイルに照らし合わせて、
    トイレのレイアウトは検討するようにしてくださいね!






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    2024年の初頭に家づくりの大切なことを思い返す

    新年あけましておめでとうございます。

    と、心の底から言えない年明けとなりました2024年。

    1/1の午後4時ごろに、石川県能登地方を中心に最大震度7を記録した
    令和6年能登半島地震

    まずは、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

    そして、必死の救援活動をされている皆様。
    本当にお疲れ様です。ありがとうございます。

    私も微力ながら、買い物に出かけた先に設置されていた募金箱に
    募金をさせていただきました。
    被災地に対して、自分ができることを少しでもしていきたいと思います。


    さて、そんな年明けとなった2024年。
    テレビから映し出される被災地の状況。
    基礎からひっくり返ってしまった住宅。
    1階が無くなってしまった住宅。

    家づくりにかかわるものとして、
    地震に対する備えの大切さを改めて突き付けられた気分です。

    image10.png

    今、新しく建てられる住宅は強い地震に耐えられるように設計され
    耐震等級3という、より地震に強い住宅も普及してきています。

    しかし、現在最も多く普及している木造2階建ての住宅の多くは
    その地震に対する基準を満たしているかの審査は行われていません。
    設計した建築士に任されているのが現状です。

    もちろん、すべての建築士が責任をもって、
    構造の検討をしたうえで住宅設計をしているはずですが、
    実態は分かりかねるというのが事実です。

    その状況は今年いっぱいは続きます。
    2025年の4月に、この特例制度は廃止され、
    ほとんどの建物で構造の審査が行われるようになります。

    このことから、今から家づくりを考えられる方に
    ぜひ注意していただきたいことがあります。


    それは、

    検討している住宅の耐震性能がどうなっているか?です。

    今申し上げたように、
    現在は多くの木造住宅が、
    構造に関する審査が省略される特例対象になっていますが、
    2025年4月からはその部分も提出し、審査が行われます。

    ここから考えられるのは、
    ギリギリの設計をしている住宅を2025年4月以前に建ててしまおう!

    という考えをもって家づくりをする方が、
    中にはいるかもしれない...ということです。

    この2025年4月には、
    耐震性だけでなく、省エネ基準も義務化され
    断熱性能などにも基準が設けられるようになります。

    耐震性を高めることと、断熱性を高めること。

    この二つを同時に行わなければいけなくなり、
    いわゆるローコストで家づくりを行っているところにとっては、
    大きなコストアップの要因となることが予想されます。

    つまり、
    その必要のないうちに建ててしまおう!
    と、急がせることがあり得ます。

    今は良くても、来年4月以降には
    現在の基準を満たしていない住宅
    「既存不適格」という呼び方をされてしまいます。

    せっかくの新築住宅が2年もしないうちに、
    旧時代の建物になってしまうということです...


    今回の地震を教訓に、
    今年家づくりをお考えの方は
    ぜひ、耐震性をはじめ、2025年4月以降にも対応した
    高性能な住宅を第一に考えていただけるように、
    家づくりにかかわるものとして、伝え続けていきたいと思います。

    本年もどうぞよろしくお願いいたします。






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